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第14話

先輩と大接近!?
───次の日。

昨日、唯月くんが言ってくれた言葉が嬉しくて、そればかり考えてしまう自分がいる。

唯月くんは、自然体でいいって言ってくれたけど、光くんからのミッションを無視することも……出来なくて。
松田 結々花
松田 結々花
い、行くしかない!
松田 結々花
松田 結々花
頑張れ、私!
意を決して、志賀先輩の教室まで向かうことを決めた私は、途中、何度も何度も自分に気合いを入れる。
***

───志賀先輩の教室前。

恐る恐る中を覗き込んで、探すのは志賀先輩の姿。
だけど、どこを見ても志賀先輩の姿は見当たらない……。
松田 結々花
松田 結々花
いない……かぁ
残念なような、ホッとしたような気持ちで来た道を引き返そうと振り向いた私は、───ドンッと鈍い音を立てて、誰かにぶつかってしまった。

同時に、無意識のうちに握りしめていたらしい練り香水がコロコロと床をころがっていく。
松田 結々花
松田 結々花
わ……っ、ご!
ごめんなさい!って、
志賀 悠燈
志賀 悠燈
俺の方こそごめん!
大丈夫?
松田 結々花
松田 結々花
……し、志賀先輩!
だ、大丈夫です!
志賀 悠燈
志賀 悠燈
良かった。
はいこれ、落としたよ
私より先にサッと練り香水を拾った志賀先輩が、私に向けて練り香水を差し出すから、私は反射的にそれを受け取った。
松田 結々花
松田 結々花
あ、ありがとう……ございます
志賀 悠燈
志賀 悠燈
どういたしまして。
あ、唯月なら今、
飲み物買いに行ってるよ
松田 結々花
松田 結々花
え?
志賀 悠燈
志賀 悠燈
てっきり、唯月に用かなって
思ってたんだけど違った?
ふわりと嫌味なく笑う志賀先輩に、ついつい見惚れてしまう。……やっぱり、これは憧れじゃなくて、恋なのかな?

恋って、どんな感じなんだろう。
志賀先輩に対する、この気持ちが恋……?
松田 結々花
松田 結々花
あ、……そ、そうなんです!
仕方ないので、またあとで来ます
志賀先輩に会いに来たなんて、冗談でも言えなかった。おまけに、練り香水の香りが志賀先輩まで届いたのかすら分からない……。

……上手くいかないもんだなぁ。
***

───唯月side.
志賀 悠燈
志賀 悠燈
あ、おかえり唯月
中条 唯月
中条 唯月
おう
志賀 悠燈
志賀 悠燈
あれ?戻ってくる途中で
松田と会ったりした?
自販機から戻った俺に、いつもの調子で悠燈が寄って来る。
中条 唯月
中条 唯月
……?
会ってねぇけど
志賀 悠燈
志賀 悠燈
あー、やっぱすれ違ったかぁ。
さっき唯月のこと訪ねて来たよ
中条 唯月
中条 唯月
……俺?
この時点で、直感的に何かが引っかかって、素直に自分を訪ねて来たとは思えなかったけど、
志賀 悠燈
志賀 悠燈
うん。
いないって言ったらまた来るって
志賀 悠燈
志賀 悠燈
今までは気にしてなかったけど、
今日、松田すごくいい匂いだった
中条 唯月
中条 唯月
……っ、
志賀 悠燈
志賀 悠燈
唯月に会うためだったりして?
悠燈の言葉を聞いて、結々花あいつが誰に会いに来たかなんて、嫌でもわかってしまった。

……自然体でいいって言ったのに。
わざわざ光のミッションのために悠燈に会いに来やがったな。

モヤッとした何かが俺の中で広がっていく。
ったく、光もくだらねぇことしてんじゃねぇよ。
中条 唯月
中条 唯月
……どうだか
志賀 悠燈
志賀 悠燈
あれ?唯月もしかして
照れてるんじゃない?
中条 唯月
中条 唯月
ばっ、違ぇよ。
……ほら!授業始まる席戻れ
志賀 悠燈
志賀 悠燈
でもさ、本当。
いい子だよね、松田って
中条 唯月
中条 唯月
……まぁ、
悠燈の言葉に、素直に頷けない俺がいた。
……いい子、か。

確かに、結々花はいい子なんだろうけど。
結々花を語るには、あまりに結々花のことを知らなすぎる自分に気付いてしまったから。

って、これじゃ俺が結々花をもっと知りたいと思ってるみてぇじゃん。