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第1話

王子からのスカウト!?
街中でも、学校でも、可愛い女の子たちを見かける度に、私とは住む世界の違う人たちだと思ってた。

可愛いワンピースも、キラキラのネイルも、華やかなメイクも、オシャレなヘアアレンジも、アクセも。

───「私には、無縁」だと思ってた。
中条 光
中条 光
お、俺らのプリンセスみーっけ!
松田 結々花
松田 結々花
……!?
中条 唯月
中条 唯月
松田 結々花まつだ ゆゆか
俺たちと一緒に、文化祭で
プリンセスコンテストに出場しろ
松田 結々花
松田 結々花
……ぷ、プリンセスコンテスト?
そう、この2人に出逢うまでは───。
***


そもそも、私がこんなにも"普通の女の子"からかけ離れてしまったのは、まだ小学生だった頃。

クラスの男の子に『ブス』と言われたことがきっかけで自分に自信が持てなくなった。

前後の会話はショックのあまり記憶から飛んでしまっていて、なんの経緯で『ブス』と言われたのか……今となっては何も思い出せないけど。

16年生きてきて、1番ショックだった瞬間は間違いなく……あの時だったと思う。
中条 光
中条 光
透き通るツルツルな白い肌、
長いまつ毛、綺麗なアーモンドアイ
松田 結々花
松田 結々花
なっ、!?
私を見定めるように「フムフム」と頷いて、私の目が隠れるほどに伸びた前髪を、慣れた手つきでサラッと掻き分けた"謎のイケメンその1"は驚いたような顔をした。
中条 光
中条 光
……なるほど。見れば見るほど、
磨けば光る原石……って感じ
松田 結々花
松田 結々花
あ、あの……、
中条 唯月
中条 唯月
俺たち2人で磨けば、
コイツは絶対に誰よりも光る
無表情のまま腕を組んで、壁にもたれていた"謎のイケメンその2"が、少しだけ口角を上げた。
中条 光
中条 光
なるほど!それ、楽しそう!
俺もプリンセスはゆゆちゃんで賛成〜♪
……さっきから、何の話かさっぱり分からない。
磨けば光るとか、原石とか、プリンセスとか……。

しかも勝手に"ゆゆちゃん"なんて呼ばれている。

そ、そもそも……
松田 結々花
松田 結々花
プリンセスコンテストというのは……?
中条 唯月
中条 唯月
毎年、文化祭で行われる
ミスコンみたいなもんだ
中条 光
中条 光
プリンセスを1人選出して、
ヘアメイク担当者や、
スタイリング担当者と一緒に
チームで美しさを競うコンテストだよ
松田 結々花
松田 結々花
……う、美しさ、
中条 唯月
中条 唯月
ただし、プリンセスコンテストの
出場条件は恋人がいないこと。
お前、恋人は?
松田 結々花
松田 結々花
こ、恋人なんていません……けど、
私なんて、……無理です
中条 唯月
中条 唯月
……なんで?
松田 結々花
松田 結々花
な、なんでって……
そんなの
私を見たら答えは一目瞭然だ。

ブスだし……地味だし……、オシャレとはとことん無縁だし。おまけに、たまに自分でもため息が出ちゃうほどネガティブで暗い。

高校生にもなって、寝起きの寝癖付きボサボサヘアで登校するくらい女子力に欠けている自覚もある。
松田 結々花
松田 結々花
わ、私がプ、プリンセスコンテスト
なんて……身の程知らずの恥さら、
中条 唯月
中条 唯月
それはお前の主観だろ。
そうやって自分の殻に閉じこもるな
松田 結々花
松田 結々花
……っ!
───ドキッと心臓が跳ねたのは、きっと、本当のことを言い当てられたから。
中条 光
中条 光
ゆゆちゃんにはいないの?
"可愛い"って思われたい相手とか
松田 結々花
松田 結々花
……っ、そ、それは
一瞬、頭を過ぎったのは、憧れの 志賀 悠燈しが はるひ先輩。

……いやいや、でも先輩はただの目の保養であって、別に好きとかそんなんじゃ……
中条 光
中条 光
お、いるんだ?……なら、
中条 光
中条 光
ゆゆちゃんがもっと可愛くなるためのお手伝い、俺にさせて?
中条 唯月
中条 唯月
みんなにお前のこと
『可愛い』って言わせてやるよ
目の前には、"同じ顔"をした正反対な2人。
……ニコッと微笑む爽やか王子と、フッと笑うクール王子。
松田 結々花
松田 結々花
あ、あの……あなた達は……?
中条 光
中条 光
2年、中条 光なかじょう ひかる
スタイリスト志望
中条 唯月
中条 唯月
2年、中条 唯月なかじょう いつき
ヘアメイクアーティスト志望
中条 光
中条 光
お察しの通り、俺たち双子なの。
あ、ちなみに俺が兄ね
び、美容系志望の……イケメン双子!?