無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第4話

制服レボリューション!
───昼休み。

杏とお昼ご飯を食べていた私を、颯爽と連れ去って、人気の少ない空き教室にやって来た光くん。

そして、私をジーッと見つめて首をひねった。

……な、なんだろう。
この、いたたまれない感じは。
中条 光
中条 光
ゆゆちゃんはこれから
プリンセスになるんだよ?
松田 結々花
松田 結々花
……え、あ、……はい
中条 光
中条 光
なのに、
上から下まで、余すところなく見透かすような光くんの瞳に、数歩後ずさりすれば、逃がさないよ?と言わんばかりに笑顔でジリジリと迫り来る光くん。
中条 光
中条 光
今のままじゃ、
地味子ちゃんから抜け出せない
松田 結々花
松田 結々花
ひっ、
そう言って、私の顎をクイッと持ち上げて、不敵に笑う光くんに思わず息をするのも忘れる。
中条 光
中条 光
制服の着こなしが地味すぎ
松田 結々花
松田 結々花
そ、そうかな?
中条 光
中条 光
まずは、スカート丈。
んーそうだな〜
中条 光
中条 光
ゆゆちゃんは、48cmくらいで
清楚さは残しつつもう少し元気な印象に
松田 結々花
松田 結々花
へ……っ!?
中条 光
中条 光
ちょっとごめんね
スカートのウエスト部分を、くるくると捲っていく光くんに、ギョッと目を見開く。
松田 結々花
松田 結々花
ちょ、ちょちょちょ!
中条 光
中条 光
はい、出来た!
松田 結々花
松田 結々花
え?……わ、短っ
光くんによって、一瞬で短くなったスカート丈に恥ずかしさからモジモジしてしまう。

は、初めて制服のスカートを膝上にしてしまった。
中条 光
中条 光
うん、似合う似合う!
ゆゆちゃんの清楚な雰囲気にピッタリ
中条 光
中条 光
やっぱ、女の子は少しくらい
肌見せてた方がいいよね
松田 結々花
松田 結々花
そ、それは完全に
光くん意見だと思うけど
中条 光
中条 光
んーや!そんなことないね。
男ならみんなそう思ってるはず
中条 光
中条 光
もちろん、唯月もね
松田 結々花
松田 結々花
い、唯月くんは
思ってないんじゃ……
中条 光
中条 光
ああ見えて、唯月も男だから
なんて、軽くウインクを決めた光くん。
中条 光
中条 光
じゃあ、次!
松田 結々花
松田 結々花
つ、次!?
中条 光
中条 光
はい、こっちに履き替えて
松田 結々花
松田 結々花
……靴下!?
中条 光
中条 光
そう!ハイソックスもいいけど、
ショートソックスの方が抜け感を
出せてグッと可愛い印象になるよ
差し出されたのは、白地に、足首の部分だけ黒のラインが2本入ったショート丈の靴下。
松田 結々花
松田 結々花
靴下ひとつで、
そんなに変わるかな?
中条 光
中条 光
嘘だと思うなら、
自分の目で確かめてみて
半信半疑のまま、言われた通りショートソックスに足を入れる。

……わっ、
松田 結々花
松田 結々花
本当だ。
さっきより、可愛いかも……
さすが、スタイリスト志望。

地味な私が、こんな短時間でここまでオシャレになるなんて……。すごい!
中条 光
中条 光
でしょ?
じゃあ、仕上げと行きますか!
フッ、と優しく笑って、ジリ、と私に詰め寄る光くん。
松田 結々花
松田 結々花
し、仕上げって、
中条 光
中条 光
リボンのヒモはゆる〜く、
あ!
中条 光
中条 光
……シャツのボタンは
2つくらい開けちゃおっか
気付けば、襟元のリボンは、光くんにクイッと引っ張られて、ゆるゆるに。

おまけに、光くんの長くて細い指が私のワイシャツの第1ボタンを……って、
松田 結々花
松田 結々花
まままま待って!!!
中条 光
中条 光
……?
松田 結々花
松田 結々花
ぼ、ボタンは……
自分で開けますから
男子に免疫がない私にとって、女の子慣れしてるであろう光くんの行動は刺激が強すぎる。

変に意識しちゃって恥ずかしいけど……今の私にはこれがいっぱいいっぱいだよ。
中条 光
中条 光
あ、ゆゆちゃんは脱がされるより、
自分で脱ぐ方が好きなタイプ?
松田 結々花
松田 結々花
ぬ、……脱ぎません!
中条 光
中条 光
ごめんごめん、
ゆゆちゃんってちょっと
意地悪したくなるんだよね
中条 光
中条 光
でもほら、これで完成。
ゆゆちゃんも晴れてオシャレ女子
───カシャッ。

スマホカメラのシャッター音がして、光くんが画面を私に向けた。

そこには、
松田 結々花
松田 結々花
これ、私……?
ずっと羨ましいと思っていた、キラキラした女の子たちに、また少し近づいた私がいた。
中条 光
中条 光
まだまだ、ゆゆちゃんは
これからもっと可愛くなるよ
"楽しみだね"なんて、本当に楽しそうに笑う光くんに、気づけば私も大きく頷いていた。