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第5話

助けて
蓮
お願いします。
司令
司令
良かろう!
おじいさんはそう言って俺の頭を撫でた。
なんだか嬉しかった。安心感というのか、それともなでてもらったことがないのか。
この人は本当にいい人なのかもしれない。


次の日。
俺は結局家に入れてもらえずにベランダで寝た。
頭はぼーっとしていた。咳も止まらなかった。頭が痛かった。体が暑いのに寒い。
不思議な感覚だ。これが風邪だろう。
蓮の父親
蓮の父親
おい!何をぼーっとしている!部屋の片付けがされていないじゃないか!
蓮
…!ごめんなさいごめんなさい!
蓮の父親
蓮の父親
いいからさっさとやれ!
はぁ、気分わりぃ。
父さんは俺を家の中に入れ、タバコを吸い始めた。
蓮の父親
蓮の父親
おい蓮。こっちに来い。
蓮
?…はい。
父さんは吸っていたタバコを俺の手首に擦り付けた。
蓮
痛っ!?
蓮の父親
蓮の父親
なぁ、お前。母さんが浮気してたこと俺に黙っていただろう。
蓮
…!?
そういや母さんを見かけていない。
昨日バレたのか。仕方ない。あれだけ何人も連れ込んでいたらバレるのも時間の問題だ。
蓮の父親
蓮の父親
聞いてるだろう?!
父さんは俺の目を無理矢理開けて何かを手に持った。
鉛筆だ。
そのまま俺の左目に向かって飛んでくる。
視界が歪んだ。痛くなかった。何も感じなかった。しかしじわじわと痛くなってきた。
何が起きたかわからなくて俺は困っていると、
蓮の父親
蓮の父親
ははははは。痛そうだな。まあ、お前が悪いんだがな。
そう言って家から出て行った。
痛い。痛い。視界が狭い。赤いのが垂れている。怖い。
…母さん。母さんはどこに行った?
ずっと見かけていない母さんを探した。
お風呂場、キッチン、リビング、ダイニング。父さんの部屋…と。
残るは母さんの部屋だけだ。いつもこの部屋に入ることは禁じられていたが、仕方がない。
俺は恐る恐るドアを開けた。
蓮
母さん…!?