わたしは、自宅から
すこし遠い高校を選んだ。
それは、
中学生時代の嫌な思い出を
消し去る為でもあった。
出来るだけ、
同じ中学校に通っていた子がいない
それを条件に、
高校を選んだ。
そして、高校入学。
キラちゃんと
同じクラスになった。
キラちゃんの名前は
吉良 優希。きら ゆうき。
名前の通り、
キラキラしていて、
アイドル、いや、モデルみたいに
可愛い。
キラちゃんと、出席番号で、
前後になったことが、
わたしの高校生活を
キラキラしたものに
導いてくれた。
キラちゃんは、
明るくて裏表がなくて
男女ともに好かれて、
わたしを、クラスに
高校生活を馴染むように
ぐんぐん引っ張っていっくれた。
大切な大切なともだち。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!