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2021/01/13

第30話

「最終話」チョコからは逃げられない。
今日は…待ちに待った……あの…あの……!
遊馬
バレンタインだよっっ!!!
知ってるよ。
2月14日。私はすっかりカツラなんてものは持っていなかった。橘も、あれから髪は短く、赤い瞳で私のことを見た。
口調もお互い、性別に見合ったものになっている。
その時、扉が開いた。入ってきたのは…

夏目まりん。彼女は橘が男になったのを見てから、元気なキャラを作るのを辞めた。友達関係も一旦崩すことになったが、それからよく文芸部に来ている。
夏目
またお邪魔に来たよ、
遊馬
どうぞ、座っていいよ。馬渕も、
馬渕 優成。彼もあの日から何故か変わった。オネェキャラが無くなったのと、夏目と絡むことが多くなった。きっかけを聞いたらだいたい話しそうになる馬渕を夏目が叱る。……まぁ、色々あったのだろうか。
夏目
んで、友チョコ持ってきた。
遊馬
おっ、欲しい…。
馬渕
学校ってチョコ
持ってきちゃ駄目なん…
馬渕
…………わかったよ。
禁句を言いかけた馬渕をみんながいっせいに見つめたので馬渕が観念して口をつむいだ。
へ〜。カップケーキ、可愛らしい。
馬渕
味はまずまずだな…
夏目
失礼だな!あと真っ先に食べといてそれは無いだろ?
遊馬
だいじょぶだいじょぶ、
馬渕はツンデレだから。
馬渕
はぁ?!
おまけにこじらせてるから。もしかしたら夏目のことも盗聴してるかもだな。
カップケーキを口に運びながらそういう橘。
馬渕
二人で組んでいじってくんな…あと本人にネタにされるのはなんか心境的に複雑というか…
馬渕は、盗聴を辞めた。全てを橘に告白した。だけどその頃にはもう橘も弱くなくて、あっさりと受け入れてしまった。
普通怖くなったり……もっとなんかあるとは思うのだが。
遊馬
じゃ。私も友チョコだす〜
そういい私は鞄に隠していたチョコを取りだした。
じゃあ俺もお返しするわ。
馬渕
……ん?俺持ってきてないけど…。
遊馬
それは体で支払ってもらうから安心して。
馬渕
あぁ?!
後で一発芸してもらうから安心しろ。
夏目
ちゃんとチョコあげてよかったって思える面白さでお願いね。
馬渕
お前らなぁ…
こう見えて馬渕は意外といじりやすい。いつもはちょっとドSっぽいし口も悪いけど、みんなツンデレだって知ってるから悲しむこともなく。
まぁ……いい感じってこと。











しばらく経ち、私たちはチョコを食べ終え、お腹をいっぱいにしていた。
馬渕はもちろん一発芸をしてくれなかったが、まぁいじり倒してあげたのでOKということで。
もう…お腹いっぱいなんだけど……
遊馬
それな……
もう何も食べたくない。そう思った時部室の扉が大きな音をたてあいた。
紙に大きく書いてある「こんにちわんこそばです」の文字…。皆さん、驚いてください。この人、東郷さんなんです。

短くなった髪をなびかせる彼女は満面の笑み。随分明るくなり友達も増えた。
東郷さんは笑顔で部室のテーブルに白い箱を置く。みんな嫌な予感はしていた…。
そう、それは……
夏目
チョコ…ケーキ…………。
東郷さんがメモ帳に書く、「気合いだよ。」……。
遊馬
第2ラウンド突入〜っ!
橘×遊馬×夏目「おーっっ!!!」
皆さん、今日も文芸部は平和です。