第42話

さんじゅうはち!
923
2020/02/16 10:02
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
陽愛...ッ!!!
これは、
笹木 陽愛
笹木 陽愛
...炭治郎......?
どうしてこんな所で炭治郎の声が...?
我妻 善逸
我妻 善逸
陽愛ちゃんッ!!!!
そしてその次は善逸の声。
この声を聞く度に、切なくなる。
咄嗟に声のする方向へ振り向く。
そこには、
炭治郎と伊之助、そして
__善逸の姿があった。
3人はこちらに向かってきている。
笹木 陽愛
笹木 陽愛
...どう、して...
我妻 善逸
我妻 善逸
炭治郎にッ!!陽愛の匂いの跡を辿ってもらった...!!
炭治郎が?
善逸が、あの後炭治郎に頼んでくれたの?
こういうの面倒くさいって言って絶対やらないあの伊之助と一緒に、3人で来てくれたの?
その瞬間、私の中で何かが弾けて
気がつけば、3人の元まで走っていた。
笹木 陽愛
笹木 陽愛
ッ...!!
我妻 善逸
我妻 善逸
わっ...!
思いっきりジャンプして善逸の胸にダイブ。
...懐かしい匂い。太陽みたいな温かい匂い。
......あぁ、私の大好きな匂いだ。
とても安心する。
我妻 善逸
我妻 善逸
ちょっ、陽愛ちゃん!?
笹木 陽愛
笹木 陽愛
...善逸......!!
善逸の胸に顔をうずめながら思いっきり深呼吸した。(変態)
我妻 善逸
我妻 善逸
え、ちょっ、ええぇ!!?
相変わらずの善逸で、
私から抱きついたらいつもこんな反応してたっけ。
本当に、久しぶりなんだな。
笹木 陽愛
笹木 陽愛
あぁぁあ会いたかっ...、会いたかったぁあぁ
我妻 善逸
我妻 善逸
...うんんん!!!?
ぎゅうっと強く抱きしめた。
...この感覚、懐かしい
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
えぇっと...陽愛?
炭治郎から声をかけられ、ハッとする。
顔を上げると真っ赤な顔をした善逸と
向かって右には腕を組んでる伊之助、
左には苦笑いした炭治郎。
...なんで苦笑いしてるかって?
路上で、公共の場で善逸を押し倒して思いっきり抱きついているからだ。(ドヤ顔)
...そして何より、周囲の目が私に集中していた。
振り返ると、変な顔した富岡さん。
信次郎はボーッと私のことを見てる。
笹木 陽愛
笹木 陽愛
えっと......、ごめんなさい、続きは帰ってからにします......
我妻 善逸
我妻 善逸
続きあるんだ!!?
善逸にツッコまれた。
もちろんあるに決まってるし
やっとこんな風に、
善逸に触れられる事ができたんだから。
桐山信次郎
桐山信次郎
........ははは
そんな時、誰かの乾いた声が
シンとした街中に響いた。
桐山信次郎
桐山信次郎
あははははは!!!
...信次郎だ。
さっきから情緒不安定過ぎると思う。(前から)
__そして、その目は私を捉えていた。
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昨日も再新しなくてすみませんでした!

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