第9話

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2021/04/19 14:24
京本side

「辰哉、ごめん。クローゼットから着替え取ってくんない?汗かいて気持ち悪い」

深澤「Tシャツでいい?」

「いいよ。さっくん、タオルの場所樹から聞いて濡らしてきてもらっていいかな?」

佐久間「了解でやんす!」

「樹、ごめん。飲み物持ってきてくれない?ダルくなってきた。」

田中「OK」

先から、京間が俺と目を合わせてくれない。
って、何俺落ち込んでんだよ。
別にいいじゃん。
俺は、京間が嫌いなんだから
なのに、なんでこんなに胸が痛いんだよ。

✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

深澤「1人で、出来そう?」

「手に、力はいんないからさっくん拭いて?」

佐久間「へっ!?さ………佐久間でやんすか?!」

「この中だと、さっくんがマシだもん。ダメ?」

佐久間「ダメじゃないけど、ほ……本当にいいの?後でビンタとかしないでね!?」

「んー、大丈夫。」

そー言って、京間は服を脱いだ
俺ら居んのに、脱ぐか?
俺らだって健全な男子高生だぞ?
意識しなさすぎだろ。

佐久間「見てない、見てない、見てない、見てない。佐久間さんは何も見てない。」

先から何かをボソボソと呟きながら
さっくんは、京間の体を拭いてる。
深澤と樹は、慣れてるのか京間の部屋にある本を読んでた。

「んっ、さっくん。そこ違うよ?」

佐久間「ご……ごめん!!」

「んふふっ、さっくん。真っ赤〜」

佐久間「あ……当たり前じゃん!!お……女の子のは……裸拭いてるんだよ!?へ……平常心保ってるから、拭き終わるまで、俺の方向かないで?」

「ヤダ、って言った?」

佐久間「デコピンする」

「んっ、さっくんの手気持ちいい」

ブチッ

京本「さっくん、貸して俺が変わってあげるよ。」

佐久間「へっ?」

京本「貸して。」

佐久間「あっ、はい。」

「京本〜?何怒って……ヒャッ///」

ドサッ

佐久間「ちょっ、きょも?な……何してんの?!」

京本「あなたが、悪いんだろ?俺ら居んのに、煽るような事して……俺ら男だよ?」

「や……やだ。やめて……助けて」

深澤「おい!!何してんだよ!!」

京本「何って、見てわかんないの?あなたが、男を煽るような事してるから。分からせてあげてんだけど?」

田中「いいから、あなたから離れろ」

ドンッ

京本「っ、何すんの?なんで、邪魔すんのさ。」

深澤「あなた?大丈夫か?」

「ハッ、ハッ、ハッ(過呼吸)」

田中「京本!!なにしてんだよ!!あなたが、男装してる理由も知らないで!!佐久間、さっき教えた場所覚えてるでしょ?そこから洗面器持ってきてくれる?」

佐久間「あっ。うん!!」

数分後

深澤「あなた、吐き気とかは?」

「ちょっと……だけ」

深澤「少し、素肌に触れるよ?」

「ビクッ」

深澤「大丈夫……大丈夫だからね?俺は何もしないよ」

「_| ̄|○、;'.・ ゴホゴホオェェェェェ……」

田中「俺、水と薬もってくる」

佐久間「ふっかさん、俺やる事ある?」

深澤「あまり、素肌に触れないようにしてあなたの近くに居てあげて。マスクはちゃんとしてよ?」

佐久間「了解」

違う。
俺は……こうなるなんて、わかんなかったんだ。
京間が、無防備だから
分からせてあげようとしてただけなのに
って、こんなんじゃ俺が京間好きみたいじゃん。

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