私は小学6年生になりました。
思春期、反抗期に入っているのか
いないのかの時期でした。
ガチャ
ガチャ
トントントントン ガチャ
芸能界か~
私もデビューするならそろそろなのかな?
っていうかデビューしなくてもいいんだよね?
3年生の時は単純に友達と遊ぶ時間が少なくなるのが
嫌だって理由でデビューしなかったけど
今はそんなこともないし、むしろ暇してるし
やっぱデビューしよっかな?
ってか私なんかが役者とかしても売れるのかな?
一応役者のスクールには通ってるしダンスも習ってるし
まったく出来ないわけじゃないし
先生にも演技は上手だって言ってもらったし
でも売れなかったらパパやにぃに、
ねぇねに迷惑になる気もする
まったく興味がないわけじゃないし
将来はなんの仕事に就きたいって
聞かれたら役者は頭に浮かぶ
ちゃんとやれる自信はない
でも、それでも…
なんの話なんだろう
まぁだいたい予想はつくけどね
ガチャ
やっぱりね
実はこの時私はとっても怖かったんです。
こう答えたら皆に迷惑がかかる結果になるんじゃないか。
間違えているんじゃないか。
父は何を思いながら質問してくるんだろうなど。
考えれば考えるほど怖くて声も震えていたと思います。
でも、それでも、私は、私の夢は、『声優』でした。
ーーーー作者よりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後まで読んでいただきありがとうございました!
梶くんって結構良いこと言いそうなので
こういう展開にしました!
私的には父親の感じが少ないと思ったので
書いてみただけなんですがww
まぁ梶くんと真面目な話してみたいな~なんてww
コメント、いいねお願いします!
次回もお楽しみに!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。