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第2話

開き始める心
茂は庭を見て驚いた。沢山の和風の植物が綺麗に並んでいた。それはどれもこれも茂の好きなものばかりだった。
美織
美織
茂さん、こんなところにいたんですね。
茂
ああ、はい。
美織
美織
素敵なところでしょ?茂さんのために作ったんですよ?
茂
えっ…
美織
美織
思う存分楽しんでくださいね?
茂
はあ……
美織
美織
じゃあ、夕飯を作ってきますね。出来たら呼びます。
茂
はい……
彼女はニコッと笑って去って行った。

そんなこんなで1ヶ月が過ぎようとしていた。彼女に命を狙われたり、暴言を吐かれるようなことは全く無く、むしろとても気を遣ってくれた。茂の趣味や好物は全て理解していると言っても過言では無かった。テレビもラジオも雑誌もあって退屈することは無かった。

そして、彼女がどんな人なのかも分かってきた。名前は小桜美織。女子大生。私を養うお金は、綺麗なイラストや髪飾りを作って売って作っているらしかった。あと、気付いたことが1つあった。亡くなった妻によく似ていた。仕草や喋り方、手先が器用で絵が上手いことなど。

それを彼女に話したら、確かに茂さんの奥さんに憧れる気持ちもあるけど私は私だと、拗ねられてしまった。密かに彼女は妻の生まれ変わりなのではないかと思っている。だから、監禁されているのに不思議と幸せだった。

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あいうん
あいうん
小説は気まぐれで書いてます。
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