モブ×青 からの 青総愛されです
橙side
その日、りょうは撮影に来なかった。俺らは何度も連絡したが繋がらず、LINEも既読がつかない。あの、遅刻もしない完璧な男が…。とメンバー全員が思った。しかし、たまにはこういう日もあっていいかと思い5人で撮影をした。
その時、俺の携帯が鳴った。相手はりょうだった。
俺の様子にメンバーも不審がった。警察は話を続けた。
スマホが大きな音を立てて床に落ちた。りょうが……襲われた…………?
あの時、直ぐにりょうのところに行ってれば何か変わったのかな……
緑side
てつやと虫さんが警察に行っている間、教えてもらった病院に向かった。受付で病室を教えてもらい向かっている間、俺たちは無言だった。
ベッドに眠っているりょうの顔には痣が大きく残っていた。綺麗な顔なのに……
首についてたのは明らかにキスマークだ。俺は少し考えゾッとした。まさか……
その時、スマホがなった。病室を出て電話に出るといつもより低いトーンでてつやが話し始めた。
やっぱりそうか……でも、なんであいつが……
いやダメだ。考えたところで、答えなんかでない。
茶side
病院に行く道中、てつやが僕に言った
僕は直ぐに言葉を出すことが出来なかった。いつも完璧なりょうくん。おかしいに決まってるのに、僕はスマホをいじって適当に話を聞いていた。
早くりょうくんに会いたい。顔を見て安心したい……
りょうくんの顔を見て安心した。その後、休憩所でとしみつたちが医者から聞いた話をしてくれた。
2人で病室に行った。そこで僕達はびっくりした……
眠っていたりょうくんが、起きたのだ。
思わずりょうくんに抱きついた。……でも、それは直ぐに拒絶された
りょうくんの顔を見た時、警察で聞いた話を思い出した。そうだ、りょうくんは襲われたんだ…この反応……もしかしたら……
僕が冷静でいなきゃ…よし
[続]
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。