君がいなくなってどれほどの月日がたっただろうか
僕は未だに君のことが忘れられないよ。
君の笑った顔や呆れた顔、僕を見て嬉しそうにする顔……
ふとした瞬間に君のことが頭の中に浮かぶ
忘れたくても忘れられない
あの時、僕がもう少し早ければ……って何度も思った。でもそんなこと君に言ったら、バカだって笑われそう
………もう泣かないって決めたのに………
何度も君の元に行こうとした。でもその度にみんなにとめられて……怒られた……君も怒るかな?こんな僕を見て、君はどう思うかな…
情けない。わかってる。
ごめんね、こんな僕で。でももう大丈夫
これからは強く生きるって決めたから。
君に胸を張って生きれるよう頑張るよ
君に5本のバラを捧げます
だから、もう少し待って欲しい
ちゃんと生きて、ちゃんと役目を果たして
君の元へ行くからさ
愛してるよ………
5本のバラ……あなたに出会えてよかった
[完]
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。