第18話

過去1
1,031
2020/04/14 09:06
放課後…


部活も終わり、みんな帰る準備をしている



研磨「あなた帰ろ」


『あっ研磨、今日夜久さんと帰るから先帰ってていいよ。』


研磨「じゃあ一緒に帰る」


『ちゃんと家まで送って貰うから!ね?』


研磨「そこまで言うなら…」


『じゃあまた明日ね研磨』


研磨「バイバイ、あなた」







夜久「おう!あなた待ったか?」


『待ちました。10分くらいですけど』


夜久「げっ、結構待ってんじゃん。なんか奢るわ」


『約束守っただけですし大丈夫ですよ』


夜久「奢るよ。人を待たせてお詫びもしないほど人間捨てちゃいないからな」


『じゃあお言葉に甘えて…』


夜久「春っつってもまだ寒いからなぁ…もう夜だし。肉まんでも買うか」


『私そんな食べれないです…それに晩御飯もあるし』


夜久「半分こすればいいじゃん。な?」


『えっ!?夜久さんがいいならいいですけど…』


夜久「んじゃきまり!コンビニまで歩きながら話そーぜ」


『はい』


『あれは中学2年生のときです…』















朝練が終わって同じバレー部の子と教室に戻ると



モブA「ねぇ、あなたちゃんさぁ?愛梨ちゃんのこと応援してるって言ったよねぇ??」


『え?うん。応援してるよ?』


モブB「昨日拓斗くん(愛梨ちゃんの好きな人)に好きな人聞いたらあなたちゃんって答えたんだけどどーゆーことっ?」


『えっ…でも私拓斗くんと1回も話したことない…』


愛梨「あなたちゃん応援してるって言ってたのに…!」


『愛梨ちゃん違うのっ!ほんとに応援してるんだよ!?』


モブA「でも実際さぁ、拓斗くんがあなたちゃんのこと好きって言ってたんだし、これって裏切りだよね?」


『えっ…』


モブB「裏切り者には、天罰が下らないとだよねぇ??キャハハッ」


愛梨「二人ともっ!やめたげてよ!私があなたちゃんより何かが劣ってたの…きっと!」


モブA「えぇ〜愛梨ちゃん優しすぎ〜!」


モブB「もうちょっと怒ってもいいと思うよ?」


愛梨「んーん!いいの!ごめんねあなたちゃん。またあしたね!」


『愛梨ちゃん…こっちこそごめんね?またあしたね!』




愛梨ちゃんの優しさは全部嘘だった…




次の日の朝


『なに…これ』


下駄箱にはびしょびしょに濡れた内履きとサイテーの文字


バッ


視線を感じて振り返っても、誰もいない


ガラガラ


教室に入ると…


机の上には花瓶が置いてあった。


愛梨「あれっ?あなたちゃん…」


『愛梨ちゃん…これどういうこと?』


モブA「えー!?あなたちゃん生きてたのぉっ!?」


モブB「愛梨ちゃんがあなたちゃんは昨日死んだって聞いてお花と花瓶まで持ってきてくれたんだよ?」


愛梨「家でお母さんたちが話してて…それ聞いたら何かお供え物しなきゃって思って…あれ?あなたちゃん内履きは?」


モブA「靴下で来たのぉ?きったなぁ」


モブB「その汚い足でこっち来ないでよ」


愛梨「あなたちゃん内履き忘れちゃったかもしんないじゃん?2人ともやめなよーw」


モブB「愛梨はホント優しいよね!」


モブA「ねー!!」


愛梨「あっ、もうみんな来ちゃう!あなたちゃん死んでないんだったらちゃんとお花片付けないとっ!」


モブA「そんなのあなたにやらせなよー!勘違いさせたのはあなたじゃん!」


モブB「ほら、みんなが来る前にやっとけよ」


『…』


モブA「とうとう喋れなくなったぁ?www」


モブB「その机の上にある花瓶見てみんなどんな目であなたをみるんだろーね?分かったら早く片付けろよ」


ガタガタ

ゴトゴト


モブ男A「うぇーい俺いっちばーん…って愛梨達いんじゃん」


モブA「いちゃわるいのぉ??」


モブ男A「俺が1番だと思ったのに」


拓斗「あれ?黒尾さん内履き履いてない…?」


モブ男A「ほんとだ…どうしたんだ?」


愛梨「あっ!拓斗くんおはよぉ♡なんかぁ、あなたちゃん内履き忘れちゃったらしくてぇ」


愛梨は男子の前だけぶりっ子になる


拓斗「そーなんだ。大丈夫?職員室までそのまんま歩ける?俺取り行こうか?」


愛梨「えぇー?拓斗くんやっさしぃ♡拓斗くんがぁいくならぁ私も一緒についてくぅ♡」


拓斗「峰岸さんは優しいね。でも取りに行くだけなら俺一人で十分だから大丈夫だよ」


愛梨「ほんとぉ?でもぉ、あなたちゃんのためだけにそんなことまでしなくていいんじゃなぁい?」


拓斗「俺がしたいだけだから気にしないで」


愛梨「ふーん?でもあなたちゃんはぁ!迷惑だよねぇ?」


『えっ…』


愛梨「だってぇ、好きでもない人にそこまでさせちゃってぇ、罪悪感とかないのぉ?愛梨はうれしぃけどぉ♡」


『…』


拓斗「黒尾さん迷惑だった?ごめんね」


『いやっ…』


キッ!!

愛梨ちゃんに睨まれた…


『やっぱり悪いし自分で行くよ…』


愛梨「あなたちゃんもそう言ってる事だしぃ?拓斗くん朝練疲れたでしょお?拓斗くんのためにドリンク作ってきたんだぁ♡飲んで?♡」


拓斗「えっ!?ありがとう」


教室に居たくなかった私は足早に教室を出た





















作者から

ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだーじゃなくて!ほんとにすみませんっ😭
もーね?ほんと課題多すぎて毎日勉強の毎日なんです…
ちょくちょくちゃんとやります…
ほんとにごめんなさい…
あと、拓斗くんと愛梨ちゃんのキャラ紹介は省きます。
なんとなーく性格等々は話をみていく中で察してくれたらなって思います。
あと、朝練終わって教室入って誰もいないのはおかしいだろっ!って思った皆さん…
これが小説の力です←無理やり

プリ小説オーディオドラマ