第7話

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2020/07/05 07:16
今、白鳥沢の体育館にいる。

なんかずーっとお話してるし私はぼー

っとしてる。今日ほんとに負けちゃっ

たんだな〜っとつくづくおもう。

なんだかんだみんなやる気で100本サー

ブをしたりしていた。その後解散にな

った時に天堂くんの、意見でどっか遊

びに行こーよ!って言うノリになっ

た。私も行けるならそれで楽しいな。

と思いながら白布くんや皆と一緒に出

かけた。結局、遊園地とか出かけても

男だらけじゃつまらん。もっと花がな

いとつまらんとか言う川西くんと五色

くんがいい結局焼肉でも食べようとい

うことになった。

川西 五色 瀬見 大平 山形
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あなた 白布 天堂 牛島 ↑
机ということでw

第1テーブルはこの9人になった。

今日のこととか、3年生の今後の進路と

か私の事や色んなことを話してかれこ

れ21時だった。

看護師さんの福谷さんからも「早く帰

ってこいよ」とメールがきたいたので

今日はここで終わりになった。









あなた:白布くん。今日はお疲れ様。

白布:ありがと。わざわざ見に来てくれて。

あなた:ううん。いいの。楽しかった。今日が最後の日にならないといいけど……。いい思い出が最近いっぱい出来てるよ。

白布:……そっか


もうあなたの生きる寿命は長くな

い。そう考えながらも病院に送って次

の日を迎えた。










医師:えぇじゃあ りんご ぶどう みかん。この3つ覚えててね。また少ししたら呼びます。










―2分後―

医師:さっき言われたこと覚えてる?

あなた:………何でしたっけ?

医師:あなたちゃん…もう脳が低下している。あと1週間もつかもたないかだろう。

あなた:そうですか……あと……ここって何処ですか?

医師:…!病院ですよ…???

あなた:あぁそうでした…。










白布:お疲れ様…。どうだった?

あなた:よくわかんなかった。

白布:辛いな…。

医師:白布さん。残念なんですが結果が出てあなたさんが生きれるのはあと長くて1週間。短くて4日だそうだ。

白布:ほんとにもうあなたは死ぬしかないんですか……。

医師:記憶がなくなり始めてきた以上もう残念ながらどうすることも出来ません…残り少ない時間も幸せにしてあげてください。

白布:はい……。


俺が1番怖いのは死ぬことより俺と作っ

た思い出や俺の名前を忘れてしまうこ

とだ。それだけが悔しい。辛い。いつ

忘れるかわかんないのに…死ぬのが近い

とか…。もう最悪じゃん…?










あなた:私、白布くんの名前だけは絶対に忘れないから。ほら、ここに写真飾っとく。絶対に忘れない。

白布:ありがとな。もう残り少なく短いな…

あなた:ほんとだね……

白布:なんかやりたいことある?

あなた:えぇっと………海…に行きたかったな。私行ったことないの。行ってみたかった。

白布:よし!じゃあ明日行こう!

あなた:いいの?

白布:うん。多分これが最期の思い出。

あなた:…そっか…………。

白布:福谷さんに言っておくね。明日楽しみにしといてね。

あなた:うん!










今日はまだもつかもしれない。記憶が

完全に消えてないから…。でも…また明

日からはまた明日やろう。また明日ね

が出来なくなるかもしれない。言えな

くなるかもしれない______.

そんな恐怖に追われつつも次の日がきた。

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