月島side
『ここ!ここにプリン味のシュークリームあるの!!』
月島「へぇ、プリンとシュークリームって合うの?」
『わかんないけど食べたい!』
相変わらず脳天気だ僕の幼馴染は
先のことも考えずに突っ走ってく…僕とは真逆だな
山口「俺何にしようかなぁ…ツッキーどうする?」
月島「ショートケーキ」
山口「じゃあ俺もそれでいいや!ベル押すねー」
店員「ご注文お伺いします!」
『えっと、このプリンのシュークリームとショートケーキ2つお願いします!』
店員「はい!ご注文の____」
_____________
『まだかな!!シュークリームまだかな!!』
月島「頼んでから1分もたってないんだけど」
目の前にはソワソワして落ち着かない僕の幼馴染、ほんと単細胞
『だってだっておいしそうだもん!!!』
山口「あなたシュークリームだいすきだもんねー」
『うん!』
ほんと、頭の中お花畑なんじゃないの?今度割って見ようかな、ぜひ中身を見てみたい
『何蛍頭ぐりぐりやめろぉー』
月島「………空っぽ?」
『はぁ!?ちゃんっと中身詰まってますぅー!!ギュウギュウに詰まってますー!!!』
山口「あなた落ち着いて!!!」
店員「ご注文のプリンシュークリームとショートケーキでーす!」
『シュークリーム!!!!』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!