赤side
初対面なのに 、何故か知っている様な 。
なんでだろう 。おかしい …
取り敢えず 、迷惑は掛けない様に 、
家に返されない様に 、もう行こうと思った。
何故 、苦しそうなのだろう。
どこか痛いのだろうか 。
まぁ 、俺に出来る事は無いから
その学校 、保健室から去った 。
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外は雨が降っていて、寒かった 。
まぁ、これには慣れているが 。
どこに居よう か。
取り敢えず 、公園があったから
そこにダンボールの中に包まった 。
あぁ、親が居ない 。幸せだ 。
このまま タヒねば 、
楽になれるな ___
… 寒い …眠い …
そこから俺の記憶は無かった 。
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桃side
あの子は大丈夫なのだろうか 。
体が傷だらけだった 。
何処か莉犬に似ている様な 、
けど 、莉犬は …幸せに、良い家系で
生きている筈だ 。
そう願うだけだけど 。
そう思いたい _______
今日は …何曜日だ …?
日曜日か、帰ろうかな 。
保健室から 、去った 。
雨が降っていた事に驚き 、
声がでた 。
あの子 …雨の中帰らしちゃった 。
ん …?待てよ…あの子 、傘持って無かったよな
あ、探そう …
申し訳ない …
学校から飛び出た 。
なんであの子とまた会いたいのだろう 。
…ん …?あの公園 …懐かしいなぁ 。
子供の頃 、莉犬とよく遊んでたなぁ 。
毎日、毎日、莉犬との思い出を思い出して …
楽しかったなぁ 。
あ、このシーソー 、莉犬が好きだったな 。
何回も何回も 、やろう、やろう 、
って言って帰るまで3時間かかったんだっけ …
そういう思い出を思い出すと毎日楽しくて 、
でも 、悲しくて _______
先の方に誰かいる …?
雨なのに 、ダンボールで?
ってあれさっきの子だ 。
俺は慌てて走って近ずいた 。
声を掛けても返事が無い 。
うつ伏せのままだ 。
もしかして ッ …?! と思い、手に触れた 。
冷たい … 。
え …?と焦った 。
俺の家に …連れて行くか …
勝手にだけど (
俺の家はもうひとり暮らしだから安心だ 。
莉犬が居なくなってから 、
会話が無くなり 、そんな毎日は嫌だ
と、思い 、ひとり暮らしをした 。
お姫様抱っこをして家へと帰った 。
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赤side
と声を立てるとまた違う高い天井 、
ここはどこだろう 。
俺の顔を覗いてくる綺麗な 、かっこいい人
優しい声 。
この人だったら 、何故か信じれる様な気がする。
でも 、そんな事を言って引かないだろうか 。
どうせ 、親元に返されるんじゃないか 。
不安に襲われる
優しい声に惑わされる 。
だから 、言おうと思った 。
やっぱり引いてしまっただろうか
あぁ 、逃げたい 。
ふふ 、面白い人だなぁ 。
この人なら 、泊まってもいいかな。
名前 …名前 …なんだっけ 。
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心配しててくれる 、
俺を心配してくれる人なんて …
久しぶりだなぁ
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切ります !!(うぜえ )
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。