大学生になって、3ヶ月。
大学生活初の夏休みに入った。
今日は、実家に帰ってきました。
という感じで、私達は近所のプールに来ました。
男3人と女1人って、逆ハーレム。
ていうか、他の人からの視線が凄そう。
更衣室で着替えて、みんなの所に行く。
案の定。逆ナンされてますね。
3人はそう言って囲んできた女子達に手を振った。
4人ともジェットコースターとかの絶叫系は大好きだから、
誰も反対すること無く、ウォータースライダーに向かった。
ただ、ここで問題発生。
という感じで2人に分かれた。
なんか、勝利は難しそうな顔してるな。
なんで驚いてるのかな。
------ショウリ サイド----
普通って、男子と浮き輪に乗るって抵抗するよね。
特に、カレカノじゃないわけだし。
なんであんなに『え』みたいな顔する訳。
こっちのセリフだし。しかも、残り2人も鈍感すぎ。
で、結局。
俺とあなた、マリウスと聡になった。
浮き輪に乗ると、予想以上に距離が近かった。
水着だから、たまに肌が当たる。
だから、言ったのに。
前のあなたの顔を覗き込むと、真っ赤になってた。
あなたはそう言って前を向いた。
あなたの赤面とかレアだ。
初めて、男として意識されたかも。
なんか、卒業式に想いを伝えて良かったかも。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。