第37話

School Festival①
944
2018/09/22 09:01
次の日。
今日は私の高校の文化祭。
開始のチャイムが学校に鳴り響く。
私のクラスの劇は10時30開演で、
先輩の仕事は9時から10時まで。
だから、一緒にまわるのは午後にした。
美穂
美穂
あなた。劇まで時間あるけど何する?
あなた

先輩のクラス行きたい!

勝利
勝利
先輩は何するの?
あなた

聞いてない。

勝利
勝利
おい。
美穂
美穂
まぁ、3-1行ってみよ!
あなた

うん。

と言うことで、私たちは3年の校舎に向かった。
1組に着くと、メイド服を来た人が宣伝をしていた。
3-1 女子A
3年1組。執事メイド喫茶
やってまーす。是非来てください。
美穂
美穂
メイド喫茶だって。
あなた

先輩の執事姿...見たい。

勝利
勝利
じゃあ、入るか。
あなた

うん。入ろ入ろ!

そう言って私達は、教室に入った。
宣伝をしてた先輩に席まで案内して貰って席に着く。
メニューを見ていると、執事さんがお水を持ってきた。
メニューが決まりましたら
声を掛けてください。
あなた

....風磨先輩?

風磨
風磨
あなたちゃん。
健人に会いに来たの?
あなた

はい。でも忙しそうですね。

風磨
風磨
そんな事ないよ。
呼んでこよっか?
あなた

お願いしてもいいですか?

風磨
風磨
もちろん。
そう言って風磨先輩は接客中の先輩の所へ行った。
コソコソと話し始め話が終わると、仕事を
風磨先輩に代わってもらってこっちに来てくれた。
健人
健人
あなた。ごめん。
あなた

こっちこそ、忙しい時にすいません。
執事服とってもかっこいいです。

健人
健人
ありがとう。3人は劇だっけ?
絶対見に行くから。
先輩には私のクラスが『ロミオとジュリエット』をやる事、配役が私がジュリエットで勝利がロミオだと言う事は伝えてない。恥ずかしいし、見に来て欲しくないよ。
勝利
勝利
...先輩、俺はファンタオレンジで。
健人
健人
急に注文するなよ。
あなたと...友達さんは?
先輩は笑って勝利のオーダーを紙に書き込んだ。
そう言えば、美穂の事紹介したことないな。
あなた

先輩!私の幼馴染の横田美穂です。

美穂
美穂
美穂です。あなたの事よろしくお願い
しますね。この子抜けてるから。
健人
健人
抜けてるのは分かるな。
まぁ、俺が幸せにするから任せて。
先輩はそう言って微笑んだ。
幸せにするって、何この空気。
嬉しいけど、恥ずかしすぎる。
あなた

先輩...私、レモンティーにします。

美穂
美穂
逃げた...。まぁ、私はミルクティーで。
あと、いちごのパンケーキ。3等分しよ。
みんなも食べるでしょ?
あなた

たべる!

健人
健人
ファンタオレンジとレモンティーとミルクティーといちご
のパンケーキですね。すぐお持ちします。
先輩は紙に注文を書いて厨房の方へむかった。
待ってる間、先輩を目で追っていた。
先輩が接客に行くと、その子は先輩に見とれて。
先輩が居なくなってからも先輩を見つめていた。
みんなが憧れる存在が私の彼氏。
先輩は、私のどこが良かったのかな。
ただ、先生との恋を終わらせてくれたら誰でも良かったとかだったら、もっと可愛い子が、現れたら...。
私は、何を求めてるのかな。
あんなに、好きって言ってもらってるのに、
まだ安心できないなんてな。

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