第42話

春が来た。
970
2018/10/09 10:18
🌼Season 2🌼
チュンチュン
鳥のさえずりが聞こえる中、
私は今日から住む学生アパートのドアを開ける。
高校を卒業し、この春から大学生になった。
家具付きだから、移動は
自分と一緒に日用品などを運ぶだけですんだ。
お母さん。
じゃあ、あなた。
体調に気をつけてね。
聡
あなたも勝利くんも居なくなるなんて辛すぎるよ。まぁ、あなたも頑張ってね。
あなた

うん。ありがとう。
頑張るね。

お母さん。
また、すぐ帰ってきなさいね。
あなた

はーい。

お母さんとお父さんと聡は帰って行った。
ここは家から隣の県。だけど遠いから住む事にした。
勝利はもっと遠い他県の大学に、
美穂は地元の大学に進学した。
あなた

そうだ。隣の人に挨拶しなきゃ。
お母さんに怒られる。

という事で、私は隣の部屋のインターホンを鳴らした。
怖い人ではありませんように。
ガチャッ
はい。
あなた

あ..の。隣の部屋に住む事になった、
大原あなたと言います。
よろしくお願いします。

えっと、永瀬廉..です。
今どき、珍しい事してるね。
あなた

これは母が。
しなさいって言ってきたので。

廉
そうなんだ。まぁ、よろしく。
俺も昨日越してきたばかりだから。
あなた

そうなんですか?
お仲間ですね。

廉
仲間..。確かにね。あなただっけ?
敬語じゃなくていいから。
あなた

わかった。じゃあ、
廉くん?

廉
...連絡先交換しとかない?
あなた

いいね。
しよう。

私はLINEを交換してから、帰った。
隣、優しそうな人でよかったな。
こっちに来てから初めてできた友達..かな。
ちょっと嬉しいな。
なんて携帯を眺めていると、メッセージが届いた。
健人
健人
引越し終わった?
あなた

はい。無事に。

健人
健人
よかった。明日入学式だよね?
あなた

はい。

健人
健人
久しぶりに会えるな。
楽しみ。
あなた

はい。私も嬉しいです。

そう、私と先輩は同じ大学に進学した。
先輩の大学は頭が良かったから諦めていたけど、
先生に行けるかもよって言われて猛勉強した。
奇跡的に合格して、明日から同じ大学に通う。
学科は流石に違うけどね。

はやく明日にならないかな。


こんにちは。
Cheese🧀🐭
皆さんが応援して下ったので、
SEASON2を書きます。

💙くー💙さんのリクエストにお答えして、
永瀬廉くんを登場させてみました。
性格とか全然違ったらすいません。
大学の友達とかで、登場人物が必要になるので。
まだリクエストがあったら言ってください、

ではでは🙌

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