第13話

勝利の想い。
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2018/07/05 02:18
----ショウリ サイド------
部活の後、廊下を歩いているとあなたを見つけた。
今日はいつもより来るのが遅いな。
勝利
勝利
おはよ。あなた。
今日は遅いな。
あなた

勝利。部活お疲れ様。
ちょっと寝坊しちゃって。

勝利
勝利
そっか。
そんな感じで他愛のない話をしていると、
前からあの人が来た。あの人って言うのは、
健人
健人
勝利!
勝利
勝利
先輩。
荒い息をしながら先輩は、話し始めた。
先輩の口から出たのは、先輩の気持ちだった。
健人
健人
俺は..あなたが好きだ。
だから、ちょっと借りる。
そう言って、先輩はあなたを引いて走っていった。
借りるって、元々俺のじゃないし。
俺は、あなたが好きだ。
だけど、想いを伝えた事は1度もない。
俺はいつも逃げてきた。
告白して気まづくなるなら今のままでよかった。
勝利
勝利
俺は、弱い人間だな。
そう呟いて俺は教室に向かった。
あなたが戻ってきたのは、1限目が始まる寸前だった。
顔を赤らめて、『付き合うことになった。』
と言ってきた。それも幸せそうな顔をして。
あなた。俺はお前が好きだ。
でも、『彼氏』以外の気持ちの伝え方だってある。
俺は、これからは違う形でお前を支えるから。
勝利
勝利
覚悟しといてね。
あなた

え、なんの話?

勝利
勝利
秘密。
-----ケント サイド-----
あなたと別れて教室に戻ると俺は風磨の所に行った。
風磨
風磨
健人。どうなった?
健人
健人
付き合うことになった。
風磨
風磨
よかったじゃん。
おめでとう。
そう言って風磨は笑った。
先生の件で、俺は風磨にも迷惑をかけたんだろうな。
健人
健人
ありがとうな。
いつも俺の味方でいてくれて。
風磨
風磨
当たり前な事で感謝すんなよ。
そんな感じで俺達はいつも通りワーワー騒いだ。

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