第41話

卒業式🎓
954
2018/10/17 10:32
今日は3/1 卒業式。
朝、いつも通り電車に乗った。
電車の中には先輩がいて、他愛のない話をする。
学校に着くと健人先輩は風磨先輩と教室に向かった。
私達、在校生は体育館に向かう。
勝利
勝利
あなた。おはよ。
あなた

勝利...。おはよ。

勝利
勝利
いよいよだな。
あなた

うん。学校で先輩に会え
なくなるなんて、辛すぎるよ。

勝利
勝利
まぁまぁ。
今日は笑顔で送り出そうよ。
あなた

うん。

しばらくすると、卒業式が始まる。
教頭先生
卒業生入場。
その合図で、体育館に吹奏楽部の演奏が響く。
入場が終わると、校長の話、送辞、答辞があった。
そして、最後に卒業生退場。
体育館からでていく先輩の背中を見て。
最後なんだって言うことを改めて実感する。
勝利
勝利
あなた。泣くなよ。
あなた

...分かってるよ。

勝利
勝利
ほら、教室に戻ろ。
あなた

うん。

式が終わると、私達は教室に戻った。
その時点で、在校生は下校。
私は、先輩と帰る約束をしたから待つことにした。
勝利
勝利
今日は俺も待ってよっかな。
先輩に最後に話したいし。
美穂
美穂
2人が残るなら私も残る。
一緒にいてあげるからさ、
勝利
勝利
泣くのやめたら。
先輩来ちゃうよ。
あなた

...ありがとう。

私はハンカチで涙を拭いた。
まだ、先輩が来るまで時間あるし...。
あなた

手紙書こう。

勝利
勝利
手紙...なんで。
あなた

手紙ならいつも言えない事も届けられるし、形に残る。それがあったら、大学で離れても、私が近くに居るように感じれる。

美穂
美穂
それ、ナイスアイデアだよ。
勝利
勝利
なるほど、だったらさ....。
そこからは3人で作戦会議をした。
準備が終わると、先輩からLINEが来た。
健人
健人
クラス会終わったよ。
教室に来て。
あなた

分かりました。
今すぐ行きます。

教室に行くと、先輩と風磨先輩が話していた。
あなた

お待たせしました。先輩方、
卒業おめでとうございます。

勝利
勝利
おめでとうございます。
美穂
美穂
おめでとうございます。
健人
健人
ありがとう。
風磨
風磨
ありがとう。
勝利
勝利
寂しくなりますね。
あなた

先輩がいないなんて
考えられないです。

健人
健人
あと1年。悔いがないように、
高校生活をしっかり楽しみなよ。
あなた

はい。

しばらく5人で話をした。
健人先輩と風磨先輩も大学で分かれるから、
一緒に入れる時間もわずか。
卒業ってつらいな。別れが待ってるなら、
ずっと高校生のままでいいのに。
風磨
風磨
じゃあ、そろそろ帰りますか。
勝利
勝利
そうですね。
美穂
美穂
私も帰る。
風磨
風磨
健人はあなたちゃんと帰れよ。
じゃあ、卒業おめでとうな。
健人
健人
おぉ。風磨もおめでとう。
そう言うと、風磨先輩は帰って行った。
それに続いて美穂と勝利も帰った。
静かな学校で2人きりになった。
健人
健人
帰ろっか。
あなた

はい。

2人で手を繋いで下駄箱へ向かった。
まだずっとこのままで居れたらいいのにな。
-----Kento Side-----
下駄箱に向かうと、靴の上に手紙が置いてあった。
『卒業式に、ラブレター?』なんて思いながら、
手に取ると、Dear 健人 From あなたと書いてあった。
俺は、不思議に思いながら手紙を開いた。
────────────────────────
健人先輩へ

卒業おめでとうございます。

時間経つの早いですね。もうこんな時期だなんて。

まだ、先輩と居たかったです。叶わない夢ですけど。

初めて会った日の事、覚えてますか。

私は緊張して、自己紹介を忘れてしまいましたね。

次の日、電車で話しかけてくれて嬉しかったです。

風邪を引いた次の日、

のど飴をくれたのもとても嬉しかったです。

先輩から告白された日。信じられなくて、

頬をつねって『現実だ』って確認してました。

初めてのデート。ピアノすごく綺麗でした。

また聞かせて欲しいですね。

海でのデート。先輩とファーストキスしましたね(つω`*)

本当に幸せすぎて、怖かったです。

誕生日に貰ったネックレス。実は今日つけているんです。

すごく綺麗で、私には勿体ないくらいです。

夏休み最後の花火。手持ち花火久々で、

2人で花火ができて、すごく楽しかっです。

文化祭の日。執事の先輩とってもかっこよかっです。

神様かと思いました。高校最後の文化祭を

私と一緒に回ってくれてありがとうございました。

私は、本当に先輩が大好きです。

先輩がどこにいても先輩の味方です。

あなたより

────────────────────────

俺は手紙を読み終わると、
手紙をしまってからあなたの所に向かった。
あなたは顔を赤く染めていた。
健人
健人
あなた。大学で他県行っても、
あなたの事は忘れるわけないから。
あなた

....泣かないつもりだったのに。

健人
健人
泣いていいよ。
あなたは涙を流し始めた。
これが俺の卒業式。
俺の高校生活、先生に恋して黒かった。
けどそこに明かりをともしたのは、
あなただった。あなたがいたから、
こんなに楽しい高校生活に変わったんだ。
本当にありがとう。



ℯꫛᎴ
はい。
続きを書くか悩んでますが、
一旦ここで終了しときます。
書いてほしい人いたらコメントか❤を押してください。
ではでは🙌

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