第9話

あの日から。
1,729
2018/07/04 06:37
その日から....先輩といる時間が増えた。
私といる時の先輩は笑顔で楽しそう。
でも、私がいない時の先輩の気持ちは分からない。
私はちゃんと役に立てるのかな。
ミーンミーンミーン...
セミの鳴き声がチラホラ聞こえるようになって来た。
今日も学校が終わり、
教室を出ようとすると出入口に先輩がいた。
健人
健人
よっ、あなた。
帰ろっか。
あなた

はい。

そう言って私達は学校を出た。
駅までも他愛ない話をして、電車に乗った。

『次は〜。』
次は私の駅。
そのアナウンスを聞いて私は降りる準備を始めた。
あなた

じゃあ、先輩。また明日。

健人
健人
あぁ。じゃあな。
あなた

あっ....明日は委員会があるので
一緒に帰れないかも知れません。

健人
健人
そうなの...。じゃあ、待ってるよ。
あなた

え...いやでも。悪いです。

健人
健人
いいから。俺が一緒に帰りたいの。
あなた

.....わかりました。

健人
健人
よろしい。
そんな会話をしていると駅に着いた。
あなた

じゃあ、明日。

健人
健人
うん。ばいばい。
そんな会話をして私は電車を降りた。
最後の先輩が言った言葉が私の頭で、
何度も何度も繰り返される。何、あの言葉。
反則ですよ。私はそう思いながら顔を赤くした。
----ケント サイド------
降りた後、俺はしばらくあなたを目で追った。
保健室で話したあの日から。
あなたは時間があれば俺の所に来るようになった。
あいつといる時間は楽しくて、自然に笑顔がでる。
今の俺にとって、あなたはなんなんだろうな。
次の日。
移動教室で2年の廊下を通っていると、
教室から出てきた男の子とぶつかってしまった。
健人
健人
ごめん。
??
こっちこそ..。って、健人先輩。
健人
健人
えっ....勝利。
俺がぶつかったのは同じ委員会の佐藤勝利だった。
そんな話をしてると教室の中からあなたが出てきた。
あなた

勝利。大丈夫?って、健人先輩。

健人
健人
あなた...と勝利って知り合い?
勝利
勝利
あっ..幼馴染です。
健人
健人
そうだったんだ。
その事実を知った瞬間、俺の胸がチクッとした。
この痛みは一体なんなんだろ。
考え込んでいると俺を見て勝利が口を開いた。
勝利
勝利
先輩。今日の昼休み、
屋上に来てもらってもいいですか?
健人
健人
...おう。分かった。
勝利
勝利
ありがとうございます。
じゃあ、あとで。
そう言って勝利は教室に戻った。
俺も急いで次の教室に移動した。
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更新遅くてすいません。
あと、登場人物をSexy Zoneに統一しました。
中途半端な時でごめんなさい。
キャラが崩壊しているかもしれません。
重ね重ねすいません🙇🙇💦

それでも良ければ、これからも宜しくお願いします。

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