〜teo said〜
(19:00〜みんなで楽しく食卓を囲む)
じんたんが俺に笑いかけてきたから俺もつられて笑ったんだ。じんたんの笑顔ってやっぱり可愛いな、なんて口には絶対に出せないけど、さっきの変な感情なんて一切なくなって、そんな気持ちになったんだ。
真夜中、トイレに行きたくて目が覚めた。
みんな寝てるんだろうと思って足音をなるべく立てないようにトイレに向かったんだ。ちょうどじんたんの部屋の前を通りかかった時に
え、なんかきこえてきたんだけどっっっ!!!
これじんたんの声、、というか喘ぎ声だよね??!!
ドアを開けて隙間からそっと覗くと、俺のTシャツを抱えながら一人で行為をしているじんたんの姿が見えた。
じんたん俺のこと好きなの?!そんなそぶり一回も見せたことなかったじゃん!!!
ドアを閉め考えた。
じんたんのことは好きだ。でもこれは友達、相方としてであって恋愛的な意味ではない。じんたんの気持ちを知ってしまった今、俺はどうすればいいのだろうか、、丁度その時
(じんたん扉をあける )
とっさにそんなことを言ってしまった。
下を向き冷や汗をかきながら顔を赤らめてるじんたんはそそくさとリビングに行こうとしていた。その時俺はもっとその顔をみていたい、もっと困らせたいという感情に支配されたんだ。
気づいた時にはじんたんの腕を掴んでいた。
冷たい口調で言ってみた。
じんたんは泣きながら謝ってきた。泣いているじんたんはすごくかわいくてなぜかその姿に興奮していることに気づいた。
今日企画でじんたんに変な感情を抱いてから俺はおかしくなってしまったのかもしれない。
じんたんを揺さぶってみた。
その言葉を聞いてにやけがとまらなかった。
俺は最低だ。そんなことは十分わかってる。じんたんを俺のものにしたい。俺の支配下に置きたい。泣いてる顔、困った顔をもっとみたい。もちろん笑ってる顔もだよっ??これは恋愛的に好きってことなのか、、、、、
スキッテナニ、、?
俺はじんたんに満面の笑みでそう告げ床についたんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!