前の話
一覧へ
次の話

第1話

Prolog.
1,488
2019/01/19 13:30





『はぁ………』





また ため息がつく。




これで何回目だろうか。




今日数えただけでも


100はいくだろう。




いや、それは大袈裟すぎるか。



でも、本当に いつも体がだるい。


学校に行くのも


バイトに行くのも


家に帰るのも ………















すべてが私に見方をしてくれない。






だから 今日でそんな人生も終わらせようとして






まだ20にもならなかった 私は








命を投げるために あるビルの屋上へと足を運ぶ。










少し 寒い夜の風を受けて









『ここから落ちれば………』








そう心に唱えて ふぅ と深呼吸すると








足をかけた。










すると、後ろから












「あぁー!! 何してんのさぁ!!」






なんて でっかい声が聞こえたから後ろを反射的に見てしまう。







『……………』









「あんにょん。」






















🦁「君は初めて見る顔だ。」







そう言って笑う彼。







彼は一体、いつからここに居たのか。























人生に疲れた 女の子 × うそつき君。













Prolog end.




プリ小説オーディオドラマ