第27話

26話
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2019/01/29 13:40




じょんはん side.



そんなの自分でも分かってる。



分かってる………



つもりだ。



俺のコンプレックスの話、俺の過去話………



すべてを隠してお前にいつも



偽りの顔で接している俺が嫌なら、嫌うなりなんなりしてくれ。



でも、これだけは言いたい。



「ほんとの俺はもっと違う。」



だってこうしていないと ” いつもの俺 ” じゃないみたいじゃないか。



みんなが望んでいる俺は 俺自身 じゃないから。



みんなが好きな 俺 でいたいから。



すべてを犠牲にして俺はここにいる。



最初はお前と同じであれば、条件さえ揃っていれば、こんな高い地位なんて望んでなかった。



俺は人に言わせてみれば 「 クラスで1番手の一軍 」 。



でも、俺から言わせてみれば



ただのクズに すぎない。



毎日人を傷つける。


毎日人を虐める。


こんな俺をみんなは望むだろうか。


俺は優しいというよりは酷い方に偏った人間。


言うのであればかつて母親に言われた
















「お前は失敗作だ。」















この言葉がお似合いだ。




高校に入学してからはなんにも不自由していない。



今のところは。



だけど、そこじゃないんだ。



俺は毎日のように心に負担が掛かる。



きっとあいつらは知っているのだろう。



俺は元々こんな人格じゃなかった。



もっと もっと 人からの愛が欲しい悲しい人間なんだと。



🐝「あの陰キャのどこがいいの?笑笑」



なんて過去の俺には全くもって言えない言葉。



だって昔の俺は 今の俺みたいに



そんな大きな口をたたける程の地位にいなかったから。



言った時初めて気づいた醜い俺。



あぁ、これであんなに好きだったお前にも 「 失敗作 」 なんだって言われるのかな。



はたまた、もう口も聞きたくもなくなっているかもな……笑笑




🐝「俺は………俺が1番分かってる……」




そう心に唱えてまた



🐝「なぁ、じょんぐく。」



🐰「…………?」



🐝「今から殴られる気分はどうだ?笑笑」



なんて醜い言葉を発す。



こんなの俺じゃないんだと 




1番分かっているのは俺だもの。







じょんはんside end.





《おはなし。》



そう言えば、wanna one のラストライブ、終わりましたね……


正直 めちゃくちゃ好きだったグループで今でも惜しい気持ちがたくさんありますがメンバー ひとり ひとり がまた新しい道に進むためのスタートラインですもんね……


私は解散しても ひとり ひとりを応援していきます笑笑


ただ彼らには 今までお疲れ様 としか言えないですね。


by たるぎ🐰



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