🐥「うそつき君……?」
『うん。うそつき君。』
私が普通に変なこと言うから おっぱ はきょとん顔でこちらを見てくる。
いつもはこんな私じゃない。
もっと 冗談なんて言わないくらい真面目な私が初めて変なことを言うもんだからびっくりしているのであろう。
🐥「そ、その……さ、、笑笑」
🐥「そのうそつき君って人はどんな人なの?」
『えっとね、まずほんとに真っ黒なの。』
🐥「ま、真っ黒……?」
『うん。あと、目付きが少しだけ鋭い感じ。声が低くて不思議な事をいうの。』
🐥「へぇ笑 また随分と面白い人に出会ったね笑笑」
『うん笑笑』
🐥「僕も是非見てみたいよ笑笑 あなたと仲良くなるなんてそんなに簡単なことじゃないしね笑笑」
『そんなことないよ笑笑』
🐥「あるある!!笑笑」
🐥「さぁさ、冷めちゃうから早く食べな!!笑笑」
『うん!!笑笑』
そう言って 笑ってみせると
満足そうに笑う おっぱ。
今頃 うそつき君は何をしているんだろうか。
なんて、少しだけ考えながら食べた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!