第3話

2話
1,247
2019/01/19 13:58





🦁「寒いでしょ。これ」



そう言って渡してきたのは ココア。



『………いいんですか?』



🦁「うん。風邪ひかれる方が迷惑。」



『………ありがとうございます。』


🦁「うん。」





ここからは少しだけ 無言になった。




その時にあった音といえば



冷たく体を劈く 風の音と



街の活気が少しだけ残っている人々の声だけだった。



しばらくそんな感じでいて


先に話したのは うそつき君。


🦁「ねぇ、」


『?』




















🦁「なんで君は今日ここに来たの?」








next

プリ小説オーディオドラマ