第6話

2日目 夜 「夏の日の思い出」
312
2019/01/01 14:42
ティナ
ティナ
あなたさんの焼きそば、
美味しかったなぁ…
昼にあなたと別れてから、
ティナはずっとこの調子である。

ファルファラやブラッドと過ごす事が
普段である彼女にとっては、
いい刺激になったのだろう。
そんな時、ティナはブラッドから
あなたに会ってきたらどうか、と言われる。
ティナ
ティナ
うん、分かった…行ってきます!
ブラッド達の元を離れ、
ティナはあなたの元に向かう。

感謝を伝えに行くのが、主な目的だろう。
ティナ
ティナ
あなたさん、ちょっといいですか?
あなた

ティナちゃん…?うん、どうしたの?

急ぎ足でやってきたティナに戸惑いながら、
相槌を打つあなた。

そして、時間が少し経ったその時。
ティナ
ティナ
昼は焼きそば…作ってくれて
ありがとうございました♪
凄く美味しかったです♪
そのティナのお礼を聞き、あなたから
笑顔がこぼれる。それを見て、ティナは笑う。
二人揃って、満足そうだ。
あなた

それなら良かったよ〜!
こちらこそ、ありがとね。
ティナちゃんのおかげで、
私もリフレッシュ出来たから。

今日一日を振り返っては笑い合い、
お互いに感謝をする。
ティナ
ティナ
あ、言いたい事はそれだけなので…
じゃあ、失礼しますね!
あなた

うん!今日はありがとうね♪

お互いに揃ってお辞儀をし、別れる事にした。
あなた

…私も、少しずつは変われてるかな?

そんなことを呟きながら、
あなたは一人宿屋の部屋に戻る。

これが、「ごく普通のギルド役員」から
冒険家へと変貌を遂げたあなたの、
「細腕の少女」との一日の思い出だ。
そしてまた次の日、あなたは
新たな出会いを再び築く事になる。


そこでは、一体何が待っているのだろうか?

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