昼にあなたと別れてから、
ティナはずっとこの調子である。
ファルファラやブラッドと過ごす事が
普段である彼女にとっては、
いい刺激になったのだろう。
そんな時、ティナはブラッドから
あなたに会ってきたらどうか、と言われる。
ブラッド達の元を離れ、
ティナはあなたの元に向かう。
感謝を伝えに行くのが、主な目的だろう。
急ぎ足でやってきたティナに戸惑いながら、
相槌を打つあなた。
そして、時間が少し経ったその時。
そのティナのお礼を聞き、あなたから
笑顔がこぼれる。それを見て、ティナは笑う。
二人揃って、満足そうだ。
今日一日を振り返っては笑い合い、
お互いに感謝をする。
お互いに揃ってお辞儀をし、別れる事にした。
そんなことを呟きながら、
あなたは一人宿屋の部屋に戻る。
これが、「ごく普通のギルド役員」から
冒険家へと変貌を遂げたあなたの、
「細腕の少女」との一日の思い出だ。
そしてまた次の日、あなたは
新たな出会いを再び築く事になる。
そこでは、一体何が待っているのだろうか?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。