第10話

10コ目
495
2020/01/15 09:00
you
スニョン、ご飯できたよ〜
「はーい!」なんて元気よく返事をして

テーブルの方へ走ってくる。
スニョン
うわっ…
you
うわってなによ、うわって
私はすニョンの前に鍋を置く。
スニョン
いやだって、
鍋の中の色とは正反対に

どんどん真っ青になっていくスニョン。
you
冬だから暖まらなくちゃっ!
私は冷蔵庫の中からビールを2つ取り出す。
スニョン
むりだよ〜
you
好き嫌いはだめ!
泣きそうなスニョンを横目に

私は手を合わせて「いただきます」をする。

私は鍋の中から白菜やらお肉やらを小皿に移す。
you
おいしっ!スニョンも早く食べなよ〜。
スニョンは恐る恐る鍋にお箸を入れる。

とった白菜をそのまま口に運ぶ。
スニョン
…からいっ!みず!みず!
いきなり立ち上がったスニョンは

そのまま冷蔵庫へ直進。

ペットボトルを取り出しては、

水をガブガブ飲んでいる。
you
スニョン、汗(笑)
「あっちー、」なんて言いながら、

服をパタパタさせるスニョン。

謎の色気を振りまいて…
you
スニョン、キムチ鍋冷めるよ?
スニョン
冷ますの!辛すぎ。
涙目になりながらも、少しずつだが

一緒に食べてくれる君に

私は何度も恋をするんだなって思った。
スニョン
辛いけど
スニョン
あなたが作ったから美味し。






君の秘密10コ目、辛いものは大の苦手。

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