第14話

14コ目
452
2020/01/18 03:53
スニョン
あなた〜!
スニョンの声が聞こえて、

辺りを見回す。

週末だからか、駅前はとても混んでいる。

you
あっ!
君の姿を見つけ、小走りで会いに行く。
スニョン
今日、なんか雰囲気違う?
君と久しぶりのデートだ。

半同棲いや、もう同棲と言っていいほど

君といる時間が長くて

デートに行くときも待ち合わせなんてしないで

一緒に家を出る。

待ち合わせが楽しみで今日は少しおめかしをした。

いつもはパンツスタイルだが今日はロングスカートを着てみた。

パーカーばかり着ているが今日はセーターだ。
スニョン
そーゆーのも、可愛い。
私から少し目線をずらして、

聞こえるか聞こえないかわからないくらいの

声の大きさで伝えられた。

そーゆーの'も'何気なく言われた言葉だが

いつも思ってくれてるのかななんて思うとまた胸が弾む。
you
ありがと。
聞こえてたよ。なんて伝える代わりに

そういうと、案の定君は顔を赤くする。
you
早く行こっ。
なんだか照れくさくて

私は君の手を引いて人波に入った。
スニョン
あなたの手冷たいぃ。
you
あぁ、ごめん。
私が手を引き抜こうとすると

ぐっと強く握られる。
スニョン
離すとはいってないでしょ。
君に繋がれた手はそのまま君のコートの中に入っていく。
you
あ、温かい。
でしょ。なんて少し得意げに言うから。

可愛いなんて思ってしまう。

こうやって、外で待ち合わせをして会うのも悪くない。

君との未来がまだあって、

二人でお揃いの指輪をつけるようになっても

たまにはこうやってデートしたいな。

そう思った。   






君の秘密14コ目、体温が高い。

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