第6話

strawberry 2
225
2019/09/10 08:32
ゆうまにあんなことされたあと、
どういう風に家に帰ったのか分からないけど、

気づいたら夕飯を食べていた。
さやか
(あれ...私なんで夕飯なんか)



でも、夕飯を食べて横になっても

体の火照りは収まらない。
さやか
(私...どうしちゃったの??)
さやかー
塾行く時間よー
こんな状態でるいに会いたくない。



でも、お金払ってるんだし塾行かなきゃ...
さやか
...わかった今行く




塾―
ねね
さやかー!
さやか
ねねー!
会いたかった!
ねね
うちもだよー!
るい
お前らんとに仲良いのな笑
さやか
そこ!笑うとこじゃないよー
るい
ごめんごめん笑笑


怒ってるのに、なんか嬉しいや

るいと話せるのがすごく、うれしい
あれ、私誰にドキドキしてたんだっけ...
ゆうまなんかに、ドキドキしてないからね
ねね
さやか、ところで
さやか
先生
おーい席につけー
授業始めるぞー
ねね
あとでね!
さやか
う、うん








⿴⿻⿸
先生
えー
まずは、小学校の復習だ
先生
えーとさやか!
太陽はどの方角から上がる?
さやか
は、はいっ!
グワンぐわん


一瞬、頭がクラっとした
さやか
西からですか?
先生
んーと何言ってんだ?
ぐわんぐわん
さやか
さやか
あ、東から...
先生
そうだ。どうしたんだ?大丈夫か?
ぐわんぐわん

頭、クラクラする...
やばい...
さやか
だ、大丈夫です
先生
そうか
るい
クスッくすっ
るい、笑わないで...

これでも必死に答えたんだから
さやか
!?
次の瞬間、鈍い腹痛が襲ってきた
るい
おお、い大丈夫か??
るい
先生!!さやかが...
何も考えられない...
ずっと腹痛が続くばかり。
るい
待ってろよ、今楽にしてやるからな
そう言われて、気づいたら

るいにお姫様抱っこされてた。


意識が朦朧とした中から見るあいつは、

いつもよりもかっこよく見えた

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