第4話

第4話
43
2018/06/20 07:59
クマタローのガチャは意外にたくさんあるみたいで僕はガチャを見つける度にどんどん回していったんだ。
ある日。
僕はやっとクマタローを当てることが出来たんだ。
クマタローは喋ったんだ
クマタロー
クマタロー
はじめまして。僕を当ててくれてありがとう
クマタロー
クマタロー
ねぇねぇ、君。喋りたい子がいるでしょ
そこで僕は気づいたんだ
あの娘と話したい。
でも話したら…心臓が持たないよ…
そんなことを思いつつ帰っていた。
クマって喋る?
と思った時。
君と出会ったんだ。
あの子に追いつきたい。
ぼくは気づいたら向かって走っていた。

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