まだ眠い目をこじ開けて、サクラギ研究所の玄関の扉をそーっと開ける
ちょっと古くて頑張っても少し音が出ちゃう…
これで気づかれないといいな…
朝の5:30。まだポッポも起きてないような朝
私は1人でこっそり外にでる
見つからなかった…安心
クチバの朝は冷えるなぁ
はー と吹いた息が白く染まってる
少し出てきている太陽に反射しながらキラキラ輝く海を横目に、とある場所に小走りで向かう
.
ここはサクラギ研究所からちょっと行ったとこににある、ちょっとした森みたいなとこ
あ、そう言えばここ、ゴウが小さい頃に迷子になって同い年くらいの女の子に助けられたらしい…
あなた?とは言われなかったけどあなたじゃないの?みたいな雰囲気で聞いてきたからびっくりしちゃった
記憶にないもんはなんとも言えん。我は覚えとらんのじゃ。
ちなみにこの森、大きい道はランニングコースにも使われたりするんだけど、入り組んだところにはポケモンがいるから、人が全く居ない
昼にも居ないのに、早朝なんて、ランニングコースに使われている大きな道にもランニングしているおじさんが遠く1人いるだけ
見られてないよね?細心の注意を払って草むらの中に入っていく
ある程度入ったところで私は2つのボールを投げた
出てきた2匹を撫でてあげると、嬉しそうに鳴いてくれる。
天使や(真顔)
そう言うと、不思議そうな顔をするフシギダネ。
語呂はフシギソウの方が良かったかもしれない←
そんなことを考えていることを感じ取ったのか、ジト目気味で見てくるゼニガメに目線を合わせて、頷く
するとゼニガメは姿を変えた
____真の姿は
たまに、ミュウに無理させてないか心配になる。
私なんかと旅するより、もっといい道があるんじゃないかって
でも、そんなこと考えてる時に
こうやってなでなでしてくれるミュウはやっぱり最高のパートナーなのかな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。