俺は、近くの丸太に座り1人で謝罪会見を開いていた。
俺だって、ウケると思ったんだよぉ!!
おーいおいおい…おーいおいおい(泣き真似)
そういって、ラクシュミーをガシッと掴み思いっきり投げた。
声が遠くなっているのがわかる。
それに、ここは黄泉のw
黄泉の国なんだよな。
これからどうすりゃいいんだよ。
バッと立ち上がり、自分の頬を抓ってみた。
…痛い。
マジでこいつはウザイ。
ナルシストを患っているから、余計にだ。
俺は、すごく気持ちの悪い足のついたアジのキーホルダーを振り回す。
な、なんだこの変わりようは。
まぁ、これは……使える☆
ユグドラシルは、はっ!として、焦り出す。そして、かっこいいポーズをとる。
なんなんだ、こいつ。
俺は、本気でアジ足ちゃん…キーホルダーを森の中に飛ばす。
ラクシュミーと同様に声が聞こえなくなる。
やっと…静かになったか…。
それほどやばいのか……って
神は、はぁ…っとため息をつく。
神は、ニヤリと笑うと、手を前に出す。すると、小さい爆発が起きる。
目の前には、黒色の長髪を靡(ナビ)かせ、耳をぴくっと動かすいつもとは違う八頭身の神がいた。
神がそう叫ぶと、俺は意識が飛んでいた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!