第17話

異世界ライフ16
72
2018/07/03 13:09
ん……
そーいや、今考えて見りゃ
あなた

え?この世界に時を止める能力ってないんじゃないのか?

ユグドラシル
ユグドラシル
この世界の設定上ですよ 。
こいつ、メタい……
ユグドラシル
ユグドラシル
本当はあります 。
でも、貴方みたいにチート能力を揃えた人間なんて初めて見ましたね……
何者なんですか、あなたは 。
あなた

何者でもねぇーよ 。
ただの凡人……なんて言えばいいのかな 。

ユグドラシルは、ふーん…と声を漏らす 。
ツキヤ
ツキヤ
ちょっと、あなた!!
それと……
ユグドラシル
ユグドラシル
天才、美神のユグドラシルです 。
そういって、かっこいい決めポーズを決める 。
ツキヤ
ツキヤ
あ、はい 。
痛いです 。あー痛い痛い 。
ツキヤは引いているようだ 。
ユグドラシルは“僕の眩しさに目が痛いんですか!ふふっ……僕の眩しさに気付くものがいたなんて…なんていう運命ですか!”と独り言を言っている 。
あなた

あの……意味が違うからな?

そう言っても、ユグドラシルには聞こえなかった 。

もうどうでもいい… 。
あなた

そんで、どうしたの?ツキヤ 。

ツキヤ
ツキヤ
依頼です、あなたも行きますよ 。
依頼……か 。
久しぶりな気がする 。
ユグドラシル
ユグドラシル
ほう……依頼ですか 。
どのような内容ですか??
めんどい奴が入ってきやがった……
ツキヤ
ツキヤ
これですよ 。
そういって、ユグドラシルに向かって投げる 。
ユグドラシルは、慌てるように風でひらひら飛んでいく依頼を追いかけ、取る 。
ユグドラシル
ユグドラシル
えーっとなになに……


ふむふむ……


そうですか……
どんどん声のトーンが低くなっていってるんだが?
それに、くらい顔になってるんだが?

……嫌な感じがする 。
ツキヤ
ツキヤ
どうでしたか??
ユグドラシル
ユグドラシル
まず、1つ目……
なんでこの依頼を選んだんですか??
ツキヤ
ツキヤ
え?なにって、星の数が多いからじゃないですか 。報酬のレアリティが高いんじゃないですか?
ツキヤは、即答して答えた 。
ユグドラシルは、小さく溜息をついた 。
ユグドラシル
ユグドラシル
2つ目です 。
なぜ僕に冷たい対応をするんですか?
ツキヤ
ツキヤ
なにって……
痛いからです 。
ユグドラシルは、ふんっと鼻息を荒くした 。
ユグドラシル
ユグドラシル
やはり、僕の美貌に嫉妬しちゃって冷たい対応になるんですね、わかります 。
うぜぇ……
ツキヤ
ツキヤ
はぁ……
それで、一つ目の質問に質問しますが、それがなんですか?
ユグドラシルは、ため息をつく 。
ユグドラシル
ユグドラシル
あなたは、ギルド初心者なんですか!?
行きました!?説明会!
それか、ちゃんと聞いてましたか!?
この星の数は報酬のレアリティなんかじゃありませんよ!!この依頼の難易度です!星が多くなるにつれて難しくなるんですよ!
ツキヤは、顔を青くする 。
ツキヤ
ツキヤ
じゃ、じゃあこの依頼返してきます……
ユグドラシル
ユグドラシル
馬鹿じゃないですか?
依頼は、受けてから返せません 。
この依頼を維持でもクリアしないと……
早く行きましょう、負けてでも頑張りますよ 。
ツキヤは、どんよりする。
あなた

自業自得だn

ツキヤ
ツキヤ
うるさい、黙れ 。
ツキヤは、俺の首筋に剣を向けてくる 。
あなた

ごめんなさい……

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