片思いしてる先輩がいる。
猛アタックの末、おしゃべりできるくらいには仲良くなった。

お、？あれは！

名前を呼ぼうとして、止まった。
目の前に、美人な女性がいたから。

きっと、最近うわさされている先輩といい感じになってるって人。

噂なんか信じてなかったけど、あんなの見ちゃったら。

2人は仲良さげに笑いあって、女性の方からのスキンシップが多め。

わたしは彼女でもなんでもないし、何か言う権利はないけど、

(あぁ、失恋、しちゃったかぁ...)

と諦めムードに入っていた。

だけど、心がついていけない。
そりゃぁ、悲しいわけだし、辛い。

先輩と初めてあった場所、図書室に行こ。

椅子に座ると、なんだか今まで頑張ってきた自分が馬鹿みたいに思えてきて、視界がゆらんだ。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

誰が入ってきて、急いで涙を拭いた。

まさかのスンウ先輩で。

私の事情なんか知らない先輩はいつもの優しさを振る舞うし。

先輩は優しい。
優しすぎる。
だから、余計に悲しくなっちゃうんだ。

そう言うと、顔が変わって、

んん？聞き、、、間違い、だよね、？

口が滑った. . .

あんな笑顔で言われたら、

晴れて付き合うことに。

その後、泣いてた理由聞かれて、先輩の事言ったらめっちゃ謝られて、抱きしめられた。

あの女の人は、先輩に鬱陶しく付きまとってた人らしい。

誤解も解けて、付き合えたから、
そんなのどうってことない。