疲れ果てた俺は
重たい足を頑張って動かして
家路をゆっくり進んでいく
あのあと、あなたを探してもどこにもいなくて
早退…したんかな。
あなたとよく来てた公園に来てみた
遊んで笑って、、楽しかったよあの頃は
公園のブランコの1番左に腰掛けた
最近気づけばため息ばっか出してる
あなたの別れたい理由を探らなきゃ元通りになんてなれへん
わかってても、無理で、
ブランコの1番右に座ってた人が
静かに泣き出した
そう問いかけてみたら
それはあなたで…
なんや、、これって運命なんやない?
ほら、神様もくっつけって思ってるよきっと
あなたはイヤホンをしてたから気づかんかったのかもしれない
俺はあなたの隣のブランコに腰かけた
涙をふきながら俺を追い払ってくる
一瞬俺の心臓が張り裂けそうになった
わかってる
あなたが無理してそんなこと言ってんの
そりゃ分かるよ
目が潤んで今にも泣きそうで
俺の大好きな人だから
あなたの口を塞ぐために長いキスをした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。