第22話

ハプニング
5,363
2020/12/24 09:27



日向くんと料理を取りにお家へ



私
日向くんどうぞどうぞ!お上がりください!
日向翔陽
日向翔陽
お邪魔しますっ!



私と日向くんはキッチンへと向かう




パカッと冷蔵庫を開け
私
日向くんこれお願いなのだよ!


ポンっとフライドチキンが入った馬鹿でかい
お皿を渡す
日向翔陽
日向翔陽
えっ?!これ手作り?!
私
あいっ!手作りなのだよ!
日向翔陽
日向翔陽
すっ……すげぇ……
私
ほらほらっ、行くですよおお!



私はカルパッチョと生ハムサラダを片手ずつに持ち

研磨のお家へ向かう



日向翔陽
日向翔陽
あなたまじですげぇ!!!!!!
みんな見てみてえええ!!!



そう言いながらみんなの元へ

私はまだ玄関なのだよ。男の子って行動早い……

するとリビングから

『うまそおおおおお!!!!!』


って言う声が聞こえる



私
(めちゃくちゃ照れるっ…)


お皿を落とさないように持っていくと


木兎光太郎
木兎光太郎
あなたっ!!


キラキラと輝かせた木兎くんが目の前に
私
?!


余りにもびっくりし過ぎて身体が少し仰け反った
私
あっ……!


やばいっ、片方のお皿のバランスが……

意地でも落とすまいと胸の方にお皿を寄せたその時

パシッ
木兎光太郎
木兎光太郎
うっっおおお〜……危ねぇ……











私が胸に必死に引き寄せようとしたせいか

木兎くんが支えてくれている手がお皿と胸の間に…
木兎光太郎
木兎光太郎
あっ!!!!!ごっ!ごめん!!
わざとじゃないからっ!!!



木兎くんはそう言いながら否定している。





私
いやっ、これは事故なのだよっ!
だからそんな気にしなくてm
宮侑
宮侑
はいはい!ぼっくんはよ離れてや!!
赤葦京治
赤葦京治
お皿持つから木兎さん早くその手離しましょうね



両手に持っていたお皿は赤葦さんが運んでくれて
木兎さんは侑くんにめちゃくちゃ怒られてた



私
そ、そんな気にする事…
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
もっとあなたは危機感を持ちましょうね?



クロは私の頭に手を乗せ、そう言った



けど、私からしたら
私
私魅力無いし、唯一の取り柄はゲームだけなのだよ。だから私自身の価値なんてそこまでない。



そう…私には価値なんて……


だからきっと両親は仕事ばっかりで。




でも
私
なんて思うのは悲しいだけなのでやめたのですっ!


そう言って、クロの顔を見上げると
私
どうしたです……?そんな辛そうな顔をして…


そう言うとクロはすぐに笑って
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
お前はやっぱつえーよ!

頭をわしゃわしゃと撫でられた
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
よっしゃー!!!!クリスマスパーティすっぞおお!!!!!



全員『おおーーー!!!!!!!』






クリスマスパーティの始まりなのですっ!



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