日向くんと料理を取りにお家へ
私と日向くんはキッチンへと向かう
パカッと冷蔵庫を開け
ポンっとフライドチキンが入った馬鹿でかい
お皿を渡す
私はカルパッチョと生ハムサラダを片手ずつに持ち
研磨のお家へ向かう
そう言いながらみんなの元へ
私はまだ玄関なのだよ。男の子って行動早い……
するとリビングから
『うまそおおおおお!!!!!』
って言う声が聞こえる
お皿を落とさないように持っていくと
キラキラと輝かせた木兎くんが目の前に
余りにもびっくりし過ぎて身体が少し仰け反った
やばいっ、片方のお皿のバランスが……
意地でも落とすまいと胸の方にお皿を寄せたその時
パシッ
私が胸に必死に引き寄せようとしたせいか
木兎くんが支えてくれている手がお皿と胸の間に…
木兎くんはそう言いながら否定している。
両手に持っていたお皿は赤葦さんが運んでくれて
木兎さんは侑くんにめちゃくちゃ怒られてた
クロは私の頭に手を乗せ、そう言った
けど、私からしたら
そう…私には価値なんて……
だからきっと両親は仕事ばっかりで。
でも
そう言って、クロの顔を見上げると
そう言うとクロはすぐに笑って
頭をわしゃわしゃと撫でられた
全員『おおーーー!!!!!!!』
クリスマスパーティの始まりなのですっ!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。