※卒業後の話です。そしていきなり本編
ふあっはっはっはぁ!
我が名はリトルデビル!
高貴な我の名に平伏すがよい。
・・・。
YouTubeの動画を撮影してるのですが
挨拶なんて決めておらぬ…
いつも配信ばっかで、撮影経験なし。
折角、一人暮らし始めたのに部屋紹介が出来ません。
あ、私の名前は柊木あなた。
年齢は20歳。大学生とゆー名のニート。
ついにっ!プロゲーマーになりました!キリッ
________________研磨side
この辺なんだけどなぁ……
落ち着いて仕事が出来るように家を借りた。
家を探してけど、隣同士ポンポンっと似ている一軒家が並んでるだけ。
「ぬあぁああぁああぁああああ!!!!
挨拶決め出来ないのだああッッ!!!」
ビクッ
いかにも若い声…
チラッと家の方を見ると、窓全開のカーテン全開
そして椅子の上に乗ってなにか叫んでる小さい女の子
流石に子供は危ないから窓閉めさせよ。
ジャリッ
あれ……この言葉YouTubeで聞いた事ある様な。
あと、声も……
まぁ…とりあえず、今はいいや。
パッと振り向く女の子
凄く驚いてる女の子。
子供って言われたくない年頃なのかな……
めんどくさい…
どうみても、子供なんだけどな…145とかそこらへん
そして話し方が独特。
いや、今更感あるんだけど……。
しますです……って…敬語変。
とりあえず今日は早く寝たい。
動画編集もあるし。
毎回名前のあとにハテナがついてくる。
待って、待って…今なんて言った…
モニターの名前を言ってるとは思うんだけど
早口+英語が多すぎて…
ガラガラと窓を閉め、カーテンをシャッと閉じた
引越し初日にして、年齢詐欺している女の子に
興味が湧いた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!