眠い目を擦りながら起きるが
研磨の胸の中にすっぽりと…
眉間に皺を寄せて、唸る
「研磨」って言いかけたその時
ガチャ
びっくりして体が跳ねたと同時に研磨の顎に私の頭が
クリーンヒット……
そして、研磨の腕の中から開放される
開放されたのはいいのだが、日向くんは
アワアワしてる……
なんて言いながら部屋から出て行った
めちゃくちゃ不機嫌そうな研磨。
心配しながら、顎を触ると
心配しただけなのに……
朝から甘い言葉が降り注がれる
そして
チュッとリップ音。
私は慌てて触れた唇と手で抑えると研磨はニヤッと
しながら
なんて……。
私のせい?!なんて思っていると
な、なにこれ……
ギュッ
『あぁ!!!!!!!!!!』
とりあえず、木兎くんと日向くんはお風呂を借り
何故か、ホラーゲームをしよう!ってなり
侑くん卑猥発言……
4人で幽霊から逃げて脱出するゲーム。
ガタガタ震えた手でコントローラーを握ってる
必死に逃げる
いや、もはや壊れかけ
もうこの人たちのキャラみんなが幽霊に見える……
そう言って、赤葦くんはコントローラーを受け取った
んだけどね。うん、そうなんだけど
変わる代わりに膝の上に乗せられた。
そして、ソファに座っていた研磨が
優しく問いかける研磨の声につられ
赤葦くんの膝から降りて、研磨の隣へ
いやいや、研磨が1番安全なのだっ!!
そう心の中で思っていると
木兎くんがお風呂から上がったかと思えば
上半身裸!!!!!
そう言って日向くんも…Tシャツを片手に上半身裸
上半身裸なんて初めて見たッ…
こんな間近で…
なっ!ちっ、近いィィ!
手で顔を覆い隠し、出来るだけ見ないように
真っ赤になった顔を見せないように
ち〇こって言った…
確かにもうそんな物出されたら発狂もんなのだよ
独り言を言っていると
男子ってきっとこういう生き物…
不思議なのだよ( ˙꒳˙ )…
▷▶︎▷▶︎NEXT
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。