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第26話

自由人
6,303
2021/01/16 16:15




眠い目を擦りながら起きるが













私
(いや、起きれないッ!)



研磨の胸の中にすっぽりと…

私
研磨……起きて。
孤爪研磨
孤爪研磨
ん……


眉間に皺を寄せて、唸る

私
けんm


「研磨」って言いかけたその時




ガチャ



日向翔陽
日向翔陽
研磨ァァァァァァァ!!朝だぞぉぉ!



びっくりして体が跳ねたと同時に研磨の顎に私の頭が

クリーンヒット……

孤爪研磨
孤爪研磨
う"ッ……
私
ご、ごめんなのだよっ!!


そして、研磨の腕の中から開放される





私
日向くんおはよ!


開放されたのはいいのだが、日向くんは

アワアワしてる……
日向翔陽
日向翔陽
けっ、研磨があなたをおおおおっっ!




なんて言いながら部屋から出て行った


孤爪研磨
孤爪研磨
朝からうるさい…


めちゃくちゃ不機嫌そうな研磨。
私
け、研磨顎に大丈夫……?
傷出来てない……?



心配しながら、顎を触ると

孤爪研磨
孤爪研磨
くすぐったい…。あと寝起きも可愛い、


心配しただけなのに……



朝から甘い言葉が降り注がれる

そして



チュッとリップ音。


私
ッ?!


私は慌てて触れた唇と手で抑えると研磨はニヤッと

しながら



孤爪研磨
孤爪研磨
おはようのチュー。


なんて……。


私
や、やめるのだよ……
孤爪研磨
孤爪研磨
朝から…可愛いあなたが悪い。



私のせい?!なんて思っていると



木兎光太郎
木兎光太郎
あ"ぁああ!?!!?俺の嫁があぁ!
赤葦京治
赤葦京治
いや、木兎さんの嫁では無いです。
宮侑
宮侑
いや、ヒイラギちゃんは俺の嫁になんねん!
日向翔陽
日向翔陽
おっ、お……俺だって……
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
はいはーい。プロのバレー選手が簡単にスキャンダル発言しないでくださ〜い





な、なにこれ……


孤爪研磨
孤爪研磨
あなたはおれのだから。


ギュッ



『あぁ!!!!!!!!!!』



私
本当にうるさい……


















とりあえず、木兎くんと日向くんはお風呂を借り

何故か、ホラーゲームをしよう!ってなり











私
やだああぁあぁああ!!!!!
孤爪研磨
孤爪研磨
ほら、ちゃんと前見て。
私
無理無理無理っ!!
宮侑
宮侑
ちゃんと見なあかんよぉ……?
ほら……これがええんやろ?



侑くん卑猥発言……


黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
お嬢サン、何も怖くないからこっちおいで〜
 

4人で幽霊から逃げて脱出するゲーム。





孤爪研磨
孤爪研磨
あなたが来なきゃ次進めない…
私
やだっ、無理……怖い…





ガタガタ震えた手でコントローラーを握ってる

黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
あなたちゃんこっちおいで。
私
ぎゃあぁああぁあああ!!!!!




必死に逃げる
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
いや、それ俺だから!!逃げんな!
私
やだあぁああ!!赤葦くん変わってええ!!
赤葦京治
赤葦京治
えっと…俺はあんまりゲームは……
私
お願いなのだよッ…心臓壊れちゃう…






いや、もはや壊れかけ




もうこの人たちのキャラみんなが幽霊に見える……


赤葦京治
赤葦京治
はぁ…ちょっとだけですよ……?



そう言って、赤葦くんはコントローラーを受け取った




んだけどね。うん、そうなんだけど
















私
お、おかしくない…?
赤葦京治
赤葦京治
おかしくないです。
私
おかしいデスっ!
宮侑
宮侑
赤葦くん!あなたは俺ん所や!
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
違いますぅ。俺の所が1番ですぅ!





変わる代わりに膝の上に乗せられた。


私
は、恥ずかしいッ……




そして、ソファに座っていた研磨が



孤爪研磨
孤爪研磨
あなた。こっちおいで。

優しく問いかける研磨の声につられ




赤葦くんの膝から降りて、研磨の隣へ

赤葦京治
赤葦京治
あっ…
私
膝の上に居ても怖いから、研磨の横が安全なのだよっ!
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
1番危険なの研磨なんだけどなあ〜



いやいや、研磨が1番安全なのだっ!!



そう心の中で思っていると



木兎光太郎
木兎光太郎
ヘイヘイヘーイ!!上がったぜえ!



木兎くんがお風呂から上がったかと思えば



私
ッ?!



上半身裸!!!!!



日向翔陽
日向翔陽
木兎さあああん!!早いっす!


そう言って日向くんも…Tシャツを片手に上半身裸




私
らっ、裸族過ぎる……!



上半身裸なんて初めて見たッ…


こんな間近で…



木兎光太郎
木兎光太郎
お?あなたなんで顔隠してんのおお?



なっ!ちっ、近いィィ!
私
やっ、えっ…そのっ、やだっ


手で顔を覆い隠し、出来るだけ見ないように

真っ赤になった顔を見せないように




宮侑
宮侑
あら〜ヒイラギちゃん初々しい…
赤葦京治
赤葦京治
木兎さんも翔陽くんも早く上着て。
日向翔陽
日向翔陽
あっ!えっ、ごめんなさいっ!//
孤爪研磨
孤爪研磨
あんまりあなたに変な所見せないで。
木兎光太郎
木兎光太郎
変な所じゃね〜よ!!!
てか、上半身裸なだけだろ!ち〇こ見えてる訳じゃねーんだからさぁ!!
黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
おまっ!そんなどストレートに言うな!
女居るんだからな!





ち〇こって言った…


確かにもうそんな物出されたら発狂もんなのだよ


私
男子って……こういうもの…?




独り言を言っていると




孤爪研磨
孤爪研磨
いや、全然違う。木兎くんが変なだけ。
私
そ、そうなのか…
木兎光太郎
木兎光太郎
そこおおお!否定してくれええ!!






男子ってきっとこういう生き物…



不思議なのだよ( ˙꒳˙ )…







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