第23話

嫁事件
5,298
2020/12/25 03:12



部屋を薄暗くしてキラッキラした部屋で


料理を並べる。





この人数じゃ少し足りない気が…
私
あ、あの…研磨、冷蔵庫何か入ってるですか…?


研磨は「ん〜…」と唸りながらだるそうに台所の方へ



それに着いて行き、少し遠慮しながら冷蔵庫を物色
孤爪研磨
孤爪研磨
あんま料理しないからこんなもんしかない…



材料を眺めながら考える…
孤爪研磨
孤爪研磨
何か作る?
私
研磨が材料使っていいよって言うなら
作ろうかと思ったのだけど…
孤爪研磨
孤爪研磨
良いに決まってる。


研磨はそう言いながらこちらをチラッとみる


孤爪研磨
孤爪研磨
何作る?てか、材料足りる?


まあ、作れなくもないのだけれど…
私
クリスマスにどういう物作るのか分からないのだよ…。この材料ならハンバーグとか作れるですけど…
孤爪研磨
孤爪研磨
ハンバーグ?
私
あっ…やっぱりクリスマスには合わないのだ……?


研磨は少し微笑みながら
孤爪研磨
孤爪研磨
俺が食べたい

なんて言うから…
私
作るですっ✨

気合いが何故か倍入った気がする








研磨に材料を冷蔵庫から取ってもらい
私は淡々と野菜を刻んでいく

トントントントン
孤爪研磨
孤爪研磨
包丁捌きすごっ…




細かく刻んだ野菜をひき肉に混ぜて捏ねる


丸く手のひらのサイズに丸めて、油をいっぱいに
敷いて焼く




ジューー


孤爪研磨
孤爪研磨
いい匂い……
私
ふふっ、簡単なのだよ!今度研磨も一緒に作るです!
孤爪研磨
孤爪研磨
なんかそれ、新婚夫婦みたいだね。


研磨は私の横に立ちながらそんな事言うもんだから



私
新婚夫婦ごっこするですか?

なんてふざけて聞いてみたり
孤爪研磨
孤爪研磨
なら今度からご飯作りに来て
私
ご飯作りなんて朝飯前なのだよー


他愛もない話をしていたらあっという間に
ハンバーグが出来た



あれ、ハンバーグの量なんか凄く多いッッ


私
け、研磨とりあえずこのハンバーグテーブルに置いてきて欲しいのだよ!

研磨にハンバーグを託し、もう一品作る事にした


孤爪研磨
孤爪研磨
ん。分かった。



私は冷蔵庫から卵と、乾燥わかめを取り出し

めちゃくちゃ急いで作った。


5分もかからないで出来た

私
風邪予防で暖かいスープも作ったです!

そう言いながらテーブルに持って行くと
宮侑
宮侑
ヒイラギちゃん!俺の嫁さんならん?!
木兎光太郎
木兎光太郎
つむつむ怒るからやめた方がいい…



な、何があったのですか……この空間はっ
赤葦京治
赤葦京治
でも、本当にお嫁さんにしたいぐらい
料理上手ですよね
木兎光太郎
木兎光太郎
あかーしも少し冷たいからやめた方がいい……
日向翔陽
日向翔陽
ぼっ、木兎さんカッコイイからいいお嫁さんすぐ見つかりますよ!!
木兎光太郎
木兎光太郎
そ、そんな事……
私
木兎くんかっこいいのですっ!
木兎光太郎
木兎光太郎
えっ……



こちらを見る木兎くん



周りは何故か「はぁ……」と軽くため息をついた
木兎光太郎
木兎光太郎
俺ってカッコイイ…カッコイイ…カッコイイ


な、なんだろう……エコーが掛かってる様な…( ˙꒳​˙ )

木兎くんはヨタヨタと私に近付いてきて



木兎光太郎
木兎光太郎
ヘイヘイヘーイッ!!あなたっ!!!
いつでも俺の嫁に来ていいぞ!!!!!


ビシッと親指をたて、👍ってしている

私
えぇ!!!ほんt((ムグッ



ほんとに?って聞こうとしたら手で口を抑えられた
孤爪研磨
孤爪研磨
ダメに決まってる…。



私の口を抑えていたのは研磨だった

宮侑
宮侑
ほんまぼっくん何言い出すねん…
赤葦京治
赤葦京治
木兎さんそろそろ大人になって下さい
木兎光太郎
木兎光太郎
俺は充分大人だぜ!!!



全員(あなたと木兎以外)「(どこが)」
日向翔陽
日向翔陽
と、とりあえずクリスマスパーティしよう!!


日向くんが空気を変えた


私
そうなのだ!始まるのだっ!!



こうしてやっーとクリスマスパーティが始まる






主「研磨が嫉妬でちょっと怒っていたとか内緒。」



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