お前らもアイツに告白してるとは思わなかった。
最近様子がおかしいからだいたい察していたが…
まさか本当だとはな。
僕はあなたが決めたことなら受け入れる、
でも…やっぱりお前らに負けたくない。
あなたの事が好きなのは全員同じ…
俺達はあなたの気持ちを指図出来る立場じゃない…
今出来る事は、返事を待つこと!
あなたちゃんに負担をかけないこと!
あなたちゃんを焦らせたくない。
だから、僕らは待つことしか出来ない。
『だから、君は自分が望む選択をして欲しい。』
…
中学生からの同級生の六つ子達。
ずっと仲良くしてくれて、
助けたり助けてもらったりした友達。
みんな顔がそっくりで、
出会った時には誰が誰だか分からなくなる。
1日で覚えたけど。
喧嘩もするし、個性が強いけど、みんな優しい。
そんな六つ子に告白された…
それぞれの言葉、それぞれの想いで、
私に本気で告白してきた。
その気持ちは嬉しいけど、
六人の中から誰か一人を選ぶのは難しい。
『…私は…どうすればいいの…?』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。