第13話

じゅうに
2,515
2020/07/22 13:54







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一ノ瀬「っ俺たち殺しても!!
金になんかなんないぞ!!!!!」



『…ジロ』



一ノ瀬「金目当てならもっとほかにっ、!!!
…いやっ他の人殺してもダメですけどぉ!!」



『ジロうるさい』



一ノ瀬「っ…」



謎の女「、、、金、(笑)」



本間「…一人っ子、ですか?」



謎の女「…」



本間「お父さんと、お母さんと、3人暮らし?」















































隣で恐る恐る本間が聞いている。


やはり彼の方が頭は良さそうだ。


加害者を捕まえるためには動機が諸々必要で、


そのためには彼女の話を聞かなくてはならない。


つまり、彼女の心を開かなきゃいけない。


ということを授業でついこの間やったのだ。


予想通り、謎の女の人はこの話に食いついた。




















































謎の女「…っえ、なんで?(笑)」



本間「っ聞きたいんです、
かえでさんの家族のこと」



謎の女「…ふふ、一人っ子(笑)
お父さんとお母さんがいて、
貧乏だったけどすごい幸せだった☺️」



『…』



謎の女「でもあるときぃ、借金取りがうちにきて
お父さんとお母さん連れてっちゃった…。
わたし、1人で警察に行って、だけど、、、
助けてくれなかった。話もまともに聞いてくれ
なかったっ。ねえなんで????????」



一本「「…」」





















































まあ、話を聞く限り大体察することができた。


借金取りに警察が動いてくれなかったから


お父さんの生命保険で返すことになった…。


その警察のせいで私たち今から殺されるの?


最悪じゃんそもそも覗き見してた2人が


悪いんだけどね?!かなりの巻き込み事故。


そんな時、謎の女の人が私の顔をジッと見た。



























































謎の女「………あなた、」



『、、、?』



謎の女「…きらい、きらいきらいきらい、
きらい!!!!!!!!!!!!!!!!!」



『っ、?!?!』



女「かえでさん?!かえでさん、かえでさん?」



謎の女「このおんな、きらい。
このおんなにてる。このおんなころす!!!」



女「…わかりました」



一ノ瀬「やめろ、やめろ!!!!!!!!!」



本間「待ってくれっ、!!!!!!!!
おい!!!!!!!待ってくれ!!!!!!」



『っあ"あ"あ"あ"あ"、!!!!!!!』





















































体にビリビリくる激しい痛み。3回目。


当然の如く慣れるわけなんかなくて


また意識を飛ばしてしまった、、、。


てか"にてる"って、、、誰に?????














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