第33話

さんじゅうに
1,655
2020/08/16 14:21






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わざわざご丁寧に案内してくれて


ちょいと脅迫したら()鍵も開けてくれた。


やっぱジャパニーズピーポーは優しいな🎶←


中に入るとさっきのバーよりも暗かった。


いや絶対出るやーん、、、こっちのが出るて…。





































一ノ瀬「暗っ、、、」



本間「(携帯の光をつける)あなたいる?」



『いるよ、、、でも怖いむり、、、』



一ノ瀬「あなた大丈夫?ここで待っとく?」



『っや、置いてかれる方が無理!』



本間「…コート掴んでて、絶対離れるなよ」



『…(頷く)』






































カイのロングコートの裾を


思いっきり握りしめて2人の後ろを歩く。


ほんと暗いところだけは無理なんだよな…。


長い廊下を歩いていると、曲がった先に


薄い光が見えた。部屋の中からみたいだ。


ジロも気づいたみたいで、カイに知らせ


部屋まで駆け足になる。部屋に入ると、


そこには2人の女性が寝ていた。













































本間「アミさん!!!!!
アミさんっ、!!!!大丈夫ですか?!」



一ノ瀬「助けに来ました!」



本間「大丈夫ですか?!
(もう1人にも話しかける)」



『すごい熱がある、、、薬か何かか、』



一ノ瀬「そんなことよりも救急車…
俺たちが運んだ方が早い?!」



アミ「………、」



本間「待って、アミさん何か言ってる」



一ノ瀬「え…?」



アミ「………ほかにも、…まだいる、」



『、、、』










































そこから目にした光景はとても悲惨だった。


到底私達だけじゃ、救急車2.3回程度じゃ


運びきれないぐらいの女の子たちがいろんな


部屋で寝ていた。アミさんと同じように


熱を持っていたから反抗させないために薬を


注入させた、、、?やっぱり人身売買か。















































本間「…っ嘘だろ、、、」



『………』



一ノ瀬「…どうする、」



『今この場所に敵がいないとも信じがたい、
運べる人だけでも運んで助けないと』



本間「(頷く)まずはさっきの2人を、
俺はここの子連れて行くからジロちゃんと
あなたはさっきの2人お願い」



一ノ瀬「おう」



『りょーかいっ』



























どんな困難も冷静に立ち向かわなきゃ。


初仕事解決したら、大人になれるのかな。












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