第36話

さんじゅうご
1,672
2020/08/20 14:11








本間side















ふと、目が覚めた。身体中のあちこちが


悲鳴をあげてるにも関わらず今もなお


全身が、、、1番最初に映ったのは誰かの腹筋。


ああ、程よく割れてんなすげえわ、、、って


俺じゃん。俺の腹筋じゃん。すげえわ。


、、、あまり頭の整理がしっかりしてないけれど


どうやら捕まったみたいだ。手首が痛い。


隣を見るとジロちゃんとあなたも吊るされていた。


ジロちゃんは上裸、あなたは服を着たまま。


…顔の傷を見ると守れなかった自分に腹が立つ。
















































『くっそ、、、っジロちゃん、!あなた!』



一成「「…」」



『、、、!!!(蹴)』



一ノ瀬「…」



『っ〜〜〜〜、!!!2人とも起きろ、!!』



一成「「…」」



『気をつけ、!!敬礼!!っ腕立てよーい!!
何してる一ノ瀬!!!!寝るな成宮、!!!』



成宮「っ、?!」



『っはぁ、、、あなた、、、』



成宮「、、、っぁ、、、
った、、、なに、、、これ、、、」



『大丈夫か、、、…守れなくてごめん、』



成宮「、、、そんな、
上裸で言われても何も伝わらんわ…(笑)」



『、、、それもそうだな(笑)
あ、とりあえずジロちゃんも起こさないと…』



成宮「………放送、朝のやつ、それで起きる」



『…とぅっとぅるとぅっとぅとぅっとぅる
とぅっとぅとぅーっとぅるっとぅとぅー
とぅるっとぅとぅーーー、、、』



一ノ瀬「、!、、、」



『…まじかよ』



成宮「ジローーー、、、ジロ、!おはよ、」



一ノ瀬「んん、、、あなた、、、
おはようのちゅぅーーー、、、」



『なんでだよ(蹴)』



一ノ瀬「いだっ、かいくん、、、
あれ、、、ここは、、、?」



『…っ肉を切り刻むところみたいだ』



一ノ瀬「えぇ、、、やばぁ、、、!!!!」



成宮「ご丁寧に私には一応服着せてくれてるの
ありがたいねぇ、、、肉になる気は一切ないが」



一ノ瀬「あ、夢では脱i」



成宮「は????」



一ノ瀬「ううんなにも????」



『…とにかくなんとかしなきゃ
(ガンッ!!!!ガン!!!!)』












































さっき上をチラッと見た時、どうやら


S字フックみたいなのに縄がかけられている


みたいだったから縄を浮かせれば取れるんだ。


地球の重力上、不可能に近いけど可能性は…!


なんて思いながら頑張っていたら隣にいた


身体能力バケモンが天井を利用して足を


引っ掛けて外そうとしていた。まじかよ。


向こう側にいたあなたも口をあんぐり開けてた。













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