第22話

にじゅういち
2,154
2020/08/01 13:05








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そして訪れた初めての外泊できる土日。


みんな楽しそうに準備してた昨日の姿を


思い出して深くため息をつく。


なんでわたし休日にも関わらず


こんなところいるんだよ〜〜〜、、、。


私が出ていく時にはまだ同室の2人は寝ていた。


結局なにしに行くんだろ?少し気になる。




































柳田「おらあなた、手止まってんぞー」



『………柳田さん、
おひとつよろしいですか?』



柳田「なんだ」



『資料の整理ぐらい自分でやれクソ野郎』



柳田「言うようになったなお前」



稲西「ほんとあなたちゃん
手伝わせちゃってごめんね!!」



『いえ!結衣さんはしっかりやられてるし…
それに比べて柳田さんここでタバコ吸うな』



柳田「歳上には敬語、基本だぞ」



『…おタバコはどうぞ喫煙スペースで、
そして二度と面見せんなハゲ頭』



柳田「誰がハゲ頭だ」
















































そうです、警察署なう。です。


あ、捕まったわけじゃないですよ?!


親のツテで知り合いの柳田警部補から


休日暇なら来いやって脅されまして( )


事件の資料分けを手伝わされてるわけです。


母親も今仕事してるのでね、どうせ家いないし。


せっせこせっせこ資料を分けていると、事件が


入ってきたらしい。柳田さんと結衣さんが


慌てて下に降りて行った。ついて行こう!!







































柳田「おわ、なんでお前いるんだ」



『え!現場行かせてくださいよ。面白そう』



稲西「ダメダメ!危ないから
女の子は行かせられません!」



『いや結衣さん矛盾してません???』



柳田「そうだなー、お前頭もいいし
動けるけどまだ学生だからなー」



『仕方ないじゃないですかそんなの…』





































元から柳田さんからスカウトきてるレベルで


現場に行ける相応の戦力は持ってるけれど、


流石に学生だから、と止められている。


学生だから?子供だから?…早く大人になりたい。


自分がお荷物なのは本当に嫌になる。


そう思って玄関で立ち止まっていたら


見覚えのあるフィルムが目の先にいた。











































一ノ瀬「すいません!警察学校258期
片野坂教場n『ジロちゃん!!』?!」



『カイも、何してるの、?!』



本間「あなた?!あなたこそ
なんで警察なんかに!…は、
もしかして自首か?自首しにきたのか?」



一ノ瀬「あなたなにやからしたの、、、」



『なんでわたしが犯罪を犯した設定なの?
てかだからどうしたのって聞いてるの』



一ノ瀬「そ!!だから
10分ほど前に誘拐事件が…!」



柳田「…あなた、話聞いとけ。
喜べ初仕事だ。片付いたら連絡する」



『…!はい、分かりました』





































…警察"未満"だけど、


警察"以上"の手柄を出してやる。


学生の本気舐めないで欲しいわ。








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