第26話

にじゅうご
1,893
2020/08/08 14:50






.














ある程度走ると誘拐された女性の


住んでいる家とやらにたどり着いた。


普通のアパートみたいだ。ちょっとボロい。


カイがしっかり聞き出してくれたお陰で


部屋番号もバッチリ…順調だけど疲れた!!






































"ビーッ、ビーッ(インターホンを押す)"



『………出ないね』



本間「留守かな、、、」



一ノ瀬「(ガンガンガンガン!!)」



本間「?!」



『借金取りみたい(笑)』



一ノ瀬「こんにちはー…(ガンガン!)こn」



"ガチャ…"



男「………どなた?(笑)」



本間「あ、あのー…ここって
アミさんのご自宅ですよね、、、?」



男「あー、、、どちら様?」



本間「あ、自分たちは警察学校の学生でして、
アミさんが誘拐されるのを見たんです…」



一ノ瀬「…(ドアのポケットから覗く)」



『こらジロ、』



一ノ瀬「中に誰かいるんですか?」



男「、、、今開けますね、(笑)」



本間「あ、ああ」



"バタンッ"



『、、、ちょっと待って』



本間「なに?」



一ノ瀬「…変な音する」



『(ガチャガチャ!!!!ドンドン!!)』



一ノ瀬「?!」



本間「くそっ、おい!!!!開けろ!!!」



"ガチャッ"



女の子「っ窓から逃げました、!」













































…さっき走ってる時に少し聞いた話、


その誘拐された女性、アミさんは家出少女らしく


他の子と一緒に住んでいるらしい。


そしたらこの女の子はその"他の子"か…。


とりあえずさっきの男を追わなくちゃ。


カイに下から回ってもらってジロと私は


靴を持って中へ入った。ベランダから覗くと


下にはさっきの男が…逃げ足早すぎかよ。








































『はあっ、まじで…っジロ?!』



一ノ瀬「なに?!離せよあなた!」



『あんたバカなの?!?!ここ3階だよ!!』



一ノ瀬「あの男追わないと!!!
あなたはここでこの子たちのこと見てて!!
すぐに帰ってくる!!いい子で待ってて、」



『………』












































そう言ってベランダから飛び降りて行くジロ。


…いい子で待ってろ?ふざけんな。これは私が


貰った事件。ジロカイに取られてたまるか。


…あと、もう"いい子"のままじゃいられない。















































『、、、』



女の子「…あの、」



『ん?あ、…いきなりお邪魔してごめんね。
えっと、、、私今からあの男共追わないと
いけないから私が戻ってくるまでここで
少し待っててもらってもいいかな?』



女の子「あ、はいっ、全然、、、」



『ドアの穴で確認して私とさっきの
メガネと短髪以外は開けないでね。
悪い人たちかもしれないから、いい?』



女の子二人「「(頷く)」」









































私は2人の女の子の頭を撫で家から飛び出した。


流石に2階からは飛び降りれても3階は無理。








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