第68話

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2020/06/28 04:25

桐山side

〜次の日〜








昨日、俺とのんちゃんは濵ちゃんの病室に泊まって、ほかのメンバーは自分たちの病室で寝た。












今、病室には流星と神ちゃん以外のメンバーがいる。









ガラガラ

桐山照史

おっ、流星おはよ！

藤井流星

おはよ。

藤井流星

なんか先生から聞いたけど神ちゃん昨日の夜から体調崩しちゃってるらしいで。

重岡大毅

そうなん？

藤井流星

うん。なんか結構酷くて起きれないらしいねん。













そんな酷いん？

小瀧望

今行ったら迷惑かな。

濵田崇裕

ええと思うけど、少人数で行った方がええんちゃう？

中間淳太

せやな。

桐山照史

俺行ってもええ？

小瀧望

俺も。

重岡大毅

俺も行く。

中間淳太

じゃあ、3人で神ちゃんの様子見てきてな。













ガラガラ

重岡大毅

神ちゃん.....











神ちゃんの病室に入ると、俺の予想を高く超えた光景があった。











神ちゃんは点滴と酸素マスクをつけていて、すぐ隣には心電図を読み取るモニター？みたいな機械がついていた。









神ちゃんは寝てるけど、荒い息を立てて、辛そうに冷や汗をかいている。

















こんな弱ってる神ちゃん、久しぶりに見た。

重岡大毅

神ちゃんさ、このまま死んだりせえへんよな...







えっ？

小瀧望

なんで？

重岡大毅

昨日濵ちゃんが目覚ましたって言われた時、みんな喜んでたけど神ちゃんだけ悲しそうな顔してた。

重岡大毅

もしかしたら、もう自分の命があとわずかだってわかってて、濵ちゃんが目覚ましたら死のうと思ってたんやないかな.....

桐山照史

そんな.....

神山智洋

ﾊｧﾊｧあれっ？ﾊｧﾊｧ

神山智洋

ﾊｧﾊｧみんな、、ﾊｧ来てたん？ﾊｧﾊｧ

神ちゃんが起きたみたい。

重岡大毅

うん。先生から聞いて心配だったから来たんだ。

神山智洋

ﾊｧﾊｧそうな、、んやﾊｧﾊｧ

小瀧望

大丈夫なん？

神山智洋

ﾊｧﾊｧ大丈夫ﾊｧﾊｧ

神山智洋

ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...ﾊｧﾊｧ

神山智洋

えっ...ﾊｧﾊｧ












神ちゃんが手を俺にみせてきた。

桐山照史

血？！

重岡大毅

えっ、待って吐血？

小瀧望

神ちゃん大丈夫？！

神山智洋

ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...ﾊｧﾊｧﾊｧ











また血がついてる。

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第69話 164

yuna

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。