第64話

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2020/06/22 12:21
神山side











2人が帰り、俺たちはそれぞれ病室に戻った。












色々なことがありすぎて、最近は忘れてた。












きっと、みんなも忘れてる。












でも前に余命宣告された時の時間経ってる。














みんなは治ってきてると思ってるかもしれへんけど、自分ではそう思わへん。












体調は良くなったり悪くなったり色々。











重い発作は少なくなったけど、逆に軽い発作はだいぶ多くなった。











でも、よくもってるほうやとおもう。











俺の事、先生に聞いてみようかな。



まだいるかな。












そう思いながら、先生がいつもいる所に行った。






ガチャ




そこには先生がいた。
神山智洋
神山智洋
先生。
先生「あれっ?どうしたの?」
神山智洋
神山智洋
ちょっと聞きたいことがあって.......
先生「なんでも聞いて?」
神山智洋
神山智洋
じゃあ、これから2択与えるからどっちか選んでいってね。
先生「うん。」










先生は不思議な顔をしながらも俺の言うことを聞いてくれた。
神山智洋
神山智洋
じゃあまず1問目。先生はこの病院の中で俺の事を1番詳しく知ってる自信があるか、ないか。
どっちか答えてね。
先生「自信はもちろんすごいあるよ。だって、小さい頃から見てきてるもん。」
神山智洋
神山智洋
じゃあ2問目ね。
俺の病気は、治っていってるか、悪化してるか。











俺がそう言ったら先生は深刻そうな顔をした。





先生「それはっ.....」

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