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第115話

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2021/05/03 01:42
神山side


〜2日後〜



あれから2日経った今日、まだ流星の意識が戻っていない。




濵ちゃんは意識はあるけど体を1人で動かすのが困難な状態になっている。








そして、今日は検査結果が出る日や。







正直、進行してる感じするしもうこの先ちょっとしか生きられへんっていうことはわかってる。






でも、わかってるからこそそれを受け止めるのが辛い。










早く病気で死んだ方がいいとか思ってたけど、結局は死ぬのが怖いんや。









俺って弱いなぁ……………。








何もしない訳にも行かへんし、ちょっとしげのところ行ってみよかな。
神山智洋
神山智洋
ちょっと、俺しげのところに行ってみようと思う。
桐山照史
桐山照史
1人で大丈夫?
神山智洋
神山智洋
うん。大丈夫。





そういった時には少し戸惑われた。







でも、俺の固い意思に気付いてくれたみたいでみんな優しく俺を見送ってくれた。







ガラガラ






そこには布団の中に潜り込んだしげの姿があった。
神山智洋
神山智洋
しげ。なんか久しぶりやな。






俺はしげに優しく話しかけた。
神山智洋
神山智洋
体調はどんな感じ?
重岡大毅
重岡大毅
小声)なんで来んねん………。





聞き取れないけどしげが何か話した。
重岡大毅
重岡大毅
なんで来んねん!!!






久しぶりに聞いた、しげの大きい声。





布団から出てきたしげの顔は目の辺りが腫れて赤くなっていた。







ものすごく泣いたんやな。

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